水槽は室内に設置するのであれば、ろ過フィルターと照明が絶対に必要になりますので、長期的に魚やエビの飼育をしている水槽であれば、必ずこれらが設置されていて、適切な設定がなされていれば、安定して魚やエビ等の飼育をすることが出来ます。
そして、最近流行りのソイルを敷き詰めて、水草を入れると更に水槽が安定して、メダカやミナミヌマエビ等は産卵活動を繰り返すようになるのですが、ある日突然、水草が枯れはじめて、その後にメダカやエビが死んでいく状態になることがよくあります。
それを見ると、一体なぜ??、このような状態になっているのか?、変な病気でも万円しているのではないか?と思ってしまいがちですし、ろ過フィルターの容量が足りていないのか?等、色々と不安要素が次々と出てくるんですけど、大抵は他の要因です。
水槽の水草が枯れている原因と簡単な対策方法。
これまで安定していた水槽で、それまで水草は元気に育っていて、メダカやエビなども産卵活動でしていたのに、ある日突然、水草が枯れはじめて、メダカやエビなども死に始めた場合、真っ先に疑うのは実は、ソイルの中に長期蓄積された汚れになります。
ソイルに関しては、定期的に水作のプロホースで、掃除をしているので大丈夫では?と思うかもしれませんが、実はソイルの中には相当な汚れや有害物質、ガス等が蓄積されていることが多く、定期的な掃除だけでは、それを綺麗に駆除するのは大変難しい。
その結果、掃除を定期的しているから、ソイルの中は問題がないって思いがちですが、時間が経過するほど、ソイルの中には有害物質や汚れがたまりまくっているので、これを時間をかけながら綺麗に駆除していくと、次第に水草は元気に復活していきます。
ソイルの寿命と勘違いしてリセットする人が多い?
ソイルには寿命があると言われていて、実際に半年とか一年で交換をしている人も居るくらいですが、実際にはソイルの劣化よりも、ソイル内に大量の汚れや有害物質が溜まって悪影響が出ているケースのほうが多く、最初にソイル内の掃除を徹底してみます。
方法としては、5分の1くらいの水量を毎日水換えしていく方法で、この方法で毎日ソイルの中の汚れをプロホースで取り出し、それを毎日繰り返していくと、次第に水草が元気になっていきますので、そうなると毎日のソイル内の掃除をやめて様子を見ます。
もちろん、ソイルを完全に交換するフルリセットをすると、ソイル内に蓄積されているゴミや有害物質も全て駆除されますから、ソイルを交換すると目に見えて水槽の状態が良くなるというのは、この仕組がある訳で、最初に交換よりも掃除をするのがお勧め。
毎日水槽の水換えをしても大丈夫なの?
一般的に、毎日水換えをすると余計に水槽の水質が悪化して魚やエビに良くないと言われていて、水換えは月に数回とか、毎週1回程度ってのが常識になっていますが、ソイルの汚れを取り出すにはプロホースで水ごと吸い出すしかないので仕方がありません。
また、水槽の5分の1程度の水までしかプロホースで吸い出さないようにしておけば、別に毎日水換えをしても問題はありませんし、レッドビーシュリンプのような水質にうるさいエビでも大丈夫ですが、異常に神経質なエビなどの場合は注意が必要ですね。
プロホースの仕様上、ソイル内の汚れのみを吸い取り、水は取り出さないって方法は使えませんので毎日水草が元気になるまで、ソイル内の汚れを取り出して行くとわかるんですが、想像以上に凄まじい汚れが蓄積されているので、これは・・・と納得します。