暖かくなり、エアコンを常時可動させるような時期になると、気温は25度を超えているはずなので、メダカなどの小魚、エビ等は産卵シーズンに突入して、環境が良ければ爆発的に増えていくのですが、この時期に同時に増えすぎて困るのが水草になります。
実は水草は環境が良くなると、それは凄まじい勢いで増殖をしていきますので、定期的にトリミングや駆除をしないと他の水草に影響が出てしまうんですけど、水草自体が結構な高めの価格帯で取引されている事が多いので、トリミングも躊躇してしまいます。
ただ、増殖してどんどん肥大化していく水草に関しては、勿体ないと感じても、定期的にトリミングや駆除をしておかないと、他に元気に育つ予定の水草が育たなくなりますので、最初は勿体無いですが、毎週末くらいにはごっそりと捨てる気持ちも大事です。
水槽内の水草が増えすぎる弊害とトリミング。
別に成長をしていく水草のトリミングや、増えすぎた水草の駆除は必要ないのでは?と思うかもしれませんが、そのままにしておくと、他の水草がかれてしまうなどの弊害が発生してしまいますし、トリミングをしたほうが水草が元気に育つので重要なのです。
何故?そうなるの?、といった疑問ですが、答えは簡単で、水槽の容量には水草が綺麗に育つ限界の容量がありますので、それを超えてしまうと、それ以上水草はそれまでの状態で育つことができなくなり、成長が止まる水草、枯れてしまう水草が発生します。
ウィローモス等は増えすぎると成長が止まり、枯れるのではなく、成長しなくなる事が多いので問題はないのですが、葉っぱ系の水草はそうはいかず、ドロドロに溶けてしまうことも多く、そうなる前に適量の水草にする為に、トリミングと駆除を行います。
水槽を大きくできる人ならそのまま埋めかえもOK。
水槽のサイズを大きく変更できる人、追加で水槽を用意できる人であれば、水草をそちらに移せばトリミングをする必要はありませんが、通常はそのような水槽のアップグレードは容易には行なえませんので、素直に水草のトリミングをした方が良いですね。
ただ、水草は結構な金額で取引されていて、あの簡単に増やせるウィローモスですら、一パック700円から1000円前後で流通しているので、だったら売ればよいのでは?と思うかもしれませんが、個人レベルの水槽でそれをやると手間暇がかかってしまいます。
ヤフーオークションで売れば、それなりに売れるのでしょうけど、前やってみたことがありますが、連絡のやり取り、1000円以下の入金確認、配送の手続き、途中で枯れないようにする梱包など、どれをとっても割に合わなかったのと、時給計算だと赤字。
特に屋外の水槽は毎週駆除をしないと大変です。
室内の水槽でも既に水温が25度を超えていて、どの水槽も水草が綺麗に育っていたのですが、暫く放置していたところ、ウィローモス以外の水草が溶けていたり、弱りきっていたので、ウィローモスが成長をしすぎて、水槽の容量限界を超えてしまった感じ。
これらの水槽は早めにウィローモスの大幅なトリミング、駆除をしないと他の溶けやすい葉っぱ系の水草に悪影響がありますので、今週末くらいには大幅なトリミングをしようと思うんですが、大量の水草を処分するのは勿体無いけど、まあ、仕方がないです。
更に屋外の水槽ではホテイアオイはもちろんですが、サルビニア・ククラータが大増殖をしていて、放置しておくと太陽光を遮り、水槽が崩壊してしまいますので、一株100円で売られているこの水草を、数万円分単位でゴミに出すのは勿体無いですけどね。
この時期になると水草が急激に成長、増殖をしていきますが、勿体無いとか、綺麗に育っているのでいい感じと思っていると、あっという間に水槽の容量の限界を超えてしまい、一般的には市場価格の高い葉っぱ系の水草から溶けていくので気をつけましょう。