春から秋にかけて大増殖を繰り返すホテイアオイについて、あまりに増えすぎるので駆除をしたい場合は、この水草の場合は単にその場から駆除するだけで良いので、特別な事をする必要がありませんので、実はとても簡単に駆除をする事ができます。
これがイトタヌキモや小さな浮草などになると、駆除が大変困難になるのですが、ホテイアオイの場合は水草自体が大きくて目立ちやすいですから、目視で浮かんでいるホテイアオイを駆除するだけで良いので、特別面倒な事をしないくてよいのです。
ただし、ホテイアオイを駆除したいと考える人は水槽で増えすぎているのではなくて、溜池や管理されている巨大な神社の池等の水場で大発生しているので頭を抱えている事が多くてホテイアオイの駆除に困っているの意味がアクアリウムとは若干異なります。
大増殖するホテイアオイを駆除する方法は実はとても簡単?
ホテイアオイの駆除で困っている?、そんなものは水槽から自分で取っ払えば良いでしょう?と思うかもしれませんが、実際には困っている人のベクトルが全く異なっていて、とても広い溜池や管理されている神社の池等で増えすぎて困っている訳です。
その為、水槽から手で駆除をすればよいではなくて、どうやれば広い範囲で大繁殖をしているホテイアオイを駆除できるかになりますから、その場合は大きな網で地道に掬って駆除をしていくのが現実的ですからバケツなどを用意して駆除をしていきましょう。
ホテイアオイが溜池などで大繁殖をすると、排水口に詰まってしまったホテイアオイの影響で溜池が溢れたり水の流れが止まってしまって水質が悪化したり、ハエなどの害虫が大量発生したりなど良いことがありませんので、駆除をしないといけなくなります。
溜池などで大発生しているホテイアオイは人海戦術で駆除をします。
ホテイアオイの駆除に強力な農薬等を使うと、生態系にどのような影響が発生するか分かりませんから、通常は大きな溜池の場合はボートを使って人海戦術で網ですくい上げながらバケツの中に入れていき、満杯になったら岸に上がっての繰り返しになります。
エチゼンクラゲとかオニヒトデの駆除と大変良くにているのですが、結局は人の手で駆除をしていくか放置するかのどちらかになりますので、楽をして劇薬の農薬を使ってホテイアオイを枯らしてしまえばよいでは、色々な問題が発生しますので止めましょう。
投網などでまとめてホテイアオイを駆除してもよいのかもしれませんが、基本的の投網の利用は免許が必要になりますので、溜池や神社の池などではどうなのかは分かりませんが、普通の大きな網を使ってバケツに移していく方法のほうが効率は良いですね。
大量に駆除をしたホテイアオイの処分もけっこう大変です。
ホテイアオイはそれ自体が大きいので結構かさばりますから、溜池で大発生しているホテイアオイを駆除した場合、相当な数になりますのでゴミとして処分する場合、自治体によっては家庭ごみとして扱えない場合もありますし有料になる場合もあります。
溜池があるような場所は大抵は田舎になりますので、一旦ホテイアオイを乾燥させる場所を用意しておき、そこに積み上げておけば自然と枯れてペラペラになっていきますので、水分が蒸発したら燃やして纏めて処分する方法も場所によっては有効的です。
ホテイアオイを積み上げておくと大量のハエ等が発生することもありますし、色々な昆虫のたまり場になってしまうこともありますので、保管場所の確保は慎重に行っておき、他人の迷惑にならない場所を選びつつ、後々の処分がし易い場所を選びます。
ベランダの水槽ですらあっというまに水面を覆い尽くす状態に増殖するホテイアオイですから、溜池などで発生した場合はとんでもない量のホテイアオイが爆発的に増えていきますので、春先の爆発的に増殖する前に見かけたら駆除をするのがお薦めですね。