恐らく、過去最高とも言えるGW10連休が無事に終了した訳ですが、流石にこれだけの長期間に渡る連休ですから、旅行や実家に帰省していた人でしたら、自宅の水槽が気になるところなんですけど、水槽は犬猫のように専門業者に預けるのも難しいのです。
犬や猫等の愛護動物の場合、長期間の留守の場合は専門業者に依頼して預かって頂くのが基本になっているのですが、水槽の場合は、自宅の鍵を他人に預けることもできませんし、生体だけを他人に預けるのも難しいことから、留守中の管理が重要になります。
ただ、魚やエビの場合、10連休ほどでしたら、特に何もしなくてもよく、気になればエーハイムオートフィーダーで餌が自動で水槽に投入するようにすればよいくらいで、多少の餌がなくても簡単には死なない魚やエビの場合、そこまでシビアになりません。
大型連休後にタニシが大量死?その原因は餓死?
そこで、10日ぶりに水槽を確認して見た所、どうやらマルタニシが大量死してしまっているようで、ウィローモスは巨大に成長をしていて照明を遮るような状態になっていますし、ミナミヌマエビはなんか増えている気がして、メダカは何時も通りの状態。
ここで気になるのが、何故マルタニシだけが大量死してしまっているのか?という謎なんですけど、これは水槽の飼育水が悪化しているなどが理由ではなく、餌が足りなくなって餓死してしまったことが原因になることが殆どなのですが、最初は驚きますね。
慣れてくると、マルタニシやヒメタニシが大量死しているので、水槽が崩壊しているのでは?と勘違いする人もいるんですが、それだったらメダカやエビが元気な訳がなく、ウィローモスも連休前から爆発的に増殖をすることなく枯れそうになっている訳です。
大型連休中にタニシの死亡を防ぐにはどうする?
今回のような10連休という、類まれ無い大型連休中に餌が足りなくなってタニシが大量に死んでしまうのを防ぐ方法としては、屋外の荒木田土を敷き詰めた水槽に移動させればまず死に事はありませんので、ある程度は屋外に移動させておくのがお勧めです。
水温が低くなるとタニシはあまり活動しなくなり、荒木田土に潜って動かなくなりますし、水温が上昇して来ると荒木田土から出てきて水槽内に発生している苔を食べますからオンとオフがあるんですが、室内水槽は水温が25度固定だと、常にオン状態です。
そうなると、タニシも常に餌を食べないと体が維持できなくなりますので、必然的に太陽光と比較すると遥かに弱い照明で僅かに発生する苔をたべてるしかなくなり、結果的に餌不足で大量に死んでしまい、ミナミヌマエビの餌になって水槽で朽ち果てます。
タニシもただ死んでいく訳では無いのが凄いところ。
今回、10連休中に水槽の管理ができなかったので、タニシだけが大量死していた訳ですが、いつもはエーハイムオートフィーダーでプレコタブレットを適当に落とすようにしていたんですが、単に設定が面倒だったので、何もしなくて餓死してしまいました。
エーハイムオートフィーダーは水槽に対して2個単位でセットはしているんですが、最近は微調整や餌の管理が面倒なので使わなくなり、セットしている時刻になると餌が入っていないオートフィーダーが回転する音だけが水槽付近から聞こえる状態です。
ただ、ヒメタニシは大量に死んでしまいましたが、餓死を察知したタニシたちは、きちんと子孫を残して死ぬ覚悟ができていたようで、小さなタニシが沢山生まれて水槽内で動いているのを見ると、自然界で生き残ってきたタニシの強さがよく分かりました。
タニシを水槽に入れると凄まじい勢いで苔を食べてくれる訳ですが、それは相当な大食感であるということですから、強烈な太陽光にさらされた屋外の荒木田土の水槽なら問題はありませんが、室内のLED照明の水槽の場合は、餌を与えないと大抵餓死します。