連休明けに水槽を確認してみると、ある程度は予想していたんですが、マルタニシが大量に死んでいて、餌不足による餓死が発生してしまっていたとはいえ、最後の力で小さな稚貝を沢山産卵していたらしく、タニシの生存能力の強さを再認識した感じですね。
それ以外では、ウィローモスがガンガンと成長をしていて、ミナミヌマエビも個体数が増えていたので、ウィローモスに隠れていた稚エビが連休中にある程度大きくなって目立つようになったのかな?と言った感じで、メダカたちも元気に泳いでいた感じです。
そこで、ウィローモスが連休中に増えていたので、トリミングというか、ある程度駆除しようと思って水槽に手を突っ込んでみたんですが、これが大量のメダカの卵が産み付けられていて卵の中で目が動いている卵もあり、10日分の卵はかなりのボリューム。
連休明けのウィローモスにはメダカの卵が大量。
基本的に、水槽の管理状態が良いのであれば、メダカは毎日のように産卵を繰り返していくことになるんですけど、水槽内に適切な水草がない場合、産卵した卵は親メダカたちが我先にとたべてしまいますので、いくら水槽を見ても卵が見つからないのです。
よく、メダカが全く産卵しないと相談される事があるんですが、ろ過フィルターや照明、水温管理が適切にされている水槽であれば、それは産卵していないのではなく、産卵しても直ぐに親メダカたちが卵を食べてしまって、水槽から消えている訳ですね。
水槽の環境が良い場合、ウィローモスが水槽内で爆発的に増殖をすることが多く、メダカの卵が驚くほど大量にウィローモスに産み付けられていて、今にも産卵しそうな卵も沢山ありましたので、これから卵を隔離して親メダカたちと別の環境で育てる予定。
何故ウィローモスに大量の卵が産み付けられるのか?
繁殖前提の環境の場合メダカの産卵床といえば、簡単に卵を採取できるシュロなどが有名ですが、特に繁殖専用の水槽でない場合、見た目が問題のあるシュロを積極的に使うことはなく、普通にウィローモスを水槽に入れておくだけで、卵を採取可能です。
ウィローモスは見ればわかりますが、メダカが中に入っていけない構造をしていて、卵を産み付ける場合のみ、メスのメダカがウィローモスに体当たりをしてなるべく目立たない場所に卵を産み付けていくんですけど、ウィローモスは成長がとても早いのです。
その為、メダカが卵を産み付けた後に、ウィローモスはすごい勢いで成長をしていくので、それがメダカの卵を親メダカなどから隠す役割があり、食べられにくい状態になりますので、10日間も放置している水槽では大量のメダカの卵が見つかる訳ですね。
ウィローモスが元気に育つ水槽は環境が良い証拠なのです。
ウィローモスは大変強い水草というか、実は苔の仲間ですから、流木に絡みついたウィローモスを流木ごと水槽から取り出して乾燥させていても、その後に水槽に戻すと、なんのためらいもなく普通に元通りになることも多く、とても育成が容易な水草です。
しかし、いくらかすかな照明さえあれば、枯れることがないとても強いウィローモスでも、元気に育つ条件というのがあり、ろ過フィルターが適切に可動している事、照明が適切に照射されている事等、状態が良い水槽でなければ、ガンガン増殖はしません。
メダカが産卵をするのに最適なウィローモスですが、そのウィローモスがメダカの卵を内部に隠すように成長をしている環境であれば、あらゆる魚やエビが育ち、繁殖しやすい理想の状態であると、簡単に識別できるますから、ウィローモスはお勧めの水草。
高価なレッドビーシュリンプの場合、特にジェラシックパークのようなダイナミックな成長をしていく南米ウィローモスは殆ど必須とも言える水草になっていて、エビの足早餌場、稚エビの隠れ家になるだけではなく水質浄化もしてくれるスグレモノなのです。