つい先日、天気が良くて暖かくなっていたので、水槽のろ過フィルターのフルメンテナンスを3ヶ月ぶりに行ったのですが、流石にメダカやミナミヌマエビは問題はないとは言え、環境に敏感な水草はかなり弱った状態になっていたので、メンテは大切ですね。
基本的に毎月月末くらいに1回位の頻度で、エーハイム2213等のろ過フィルターのメンテナンスをしているんですが、寒い時にはできればやりたくないことや、結構時間がかかる作業になることから年末年始などの忙しい時にはついついスルーしてしまいます。
3ヶ月間程、一切ろ過フィルターのメンテンスを行わない実験では、水草も枯れないまでも敏感な水草は弱りきってしまい、強力なウィローモス等の水草は成長が止まってしまい、特に水の汚れに敏感なマルタニシは次々と落ちていき姿が見えなくなります。
飼育水の汚れに敏感なマルタニシの飼育がお勧め。
水槽の中に貝類を入れているのは、大抵は余った餌をきれいに食べてくれること、水槽のガラス面に付着するコケ類を食べてくれること、これらを理由に補助的なタンクメイトとして貝類を飼育している人が大半かもしれませんが、マルタニシは飼育水に敏感。
そのため、水が綺麗でろ過フィルターがガンガンに効いているときであれば、どんどん増えていきますが、ろ過フィルターが目詰まりをしているなど、少しでも水が汚れてくると繁殖がパッタリと止まり、次々と死んでいくので飼育水の検査用にも使えます。
ただ、マルタニシは若干価格が高くなっていて5匹で1000円を超えることもあるので、高い!?と感じるかもしれませんが、水質の良し悪しをひと目で判断できること、環境が良いならガンガン増える貝なので、直ぐに出費以上の耐火を得ることができます。
水質が悪化するとその場で蓋を開けて動かなくなる?
マルタニシは水が汚れてくる、いわゆる見た目上は綺麗でも、ろ過フィルターが目詰まりをしてきて、濾過機能が著しく低下すると、その場で動かなくなり、蓋を上に向けてその場でひっくり返ったようになって動かなくなり、暫くすると死んでしまいます。
また、水槽の上の方に一斉に上がってきて、水槽を脱走しようと試みる状態になったり、ソイルの中に潜ってしまって、水槽から見当たらなくなったり、なんとか動いている個体がいても、餌を食べなくなってしまい、貝殻の先端がボロボロになってきます。
なので、マルタニシが水槽内にいると、ろ過フィルターが正しく機能しているか?、飼育水は適切なのか?、専用の試薬を使わなくてもメンテンスの時期がひと目で分かりますので、マルタニシに抵抗がないのであれば、水槽内に入れておくと何かと便利です。
マルタニシが増えすぎて困る人は環境が良いのです。
よく、マルタニシを水槽にれていたら、増えすぎて困るって人がいるんですが、マルタニシは水が綺麗なこと、照明が適切に可動していること、餌をまんべんなく与えていること等、水槽の環境が良いことが絶対条件なので、その環境なら魚もエビも快適飼育。
マルタニシと同じく、ヒメタニシもそうなんですが、卵胎生で卵を生むことなく、そのまま稚貝が親から生まれてきますので、ラムズホーンのような見た目が問題になる卵の大量産み付けもありませんし、色も目立たないので水槽内にいても邪魔になりません。
ただし、環境が悪い水槽ではマルタニシは直ぐに死んでしまいますので、水の状態が簡単にわかるタニシを水槽に入れてみたけど、何故かすぐに死ぬって人は、大凡ろ過フィルターの容量がたりてないとか、過密飼育の可能性がありますのでその確認がお勧め。
3ヶ月間、水の追加とか水換えはしてきましたが、ろ過フィルターは一切メンテンスをせずに放置していいた結果、マルタニシが結構死んでしまったり、ソイルに潜って見当たらなくなっていたものの、フルメンテ後は元気に水槽内を動くようになりました。