ミドリガメの飼育に規制がかかるのを知っておこう

日本のお祭りでは子供向けに亀すくいと言った屋台が営業をすることもあり、小さくて緑色の人形のような亀を簡単に入手できる状態が長期間続いていたので、子供の頃にミドリガメと呼ばれている亀をお祭りで購入して自宅で飼育をしていた人も沢山います。

しかし、このミドリガメは最初は小さくて可愛いのですが、次第に大きく凶暴になり、最終的には30cm前後の大きさになる上に、大変頑丈で寿命が長いことから、手に負えなくなって河川などに安易に捨てる人が続出したため、現在、大問題になっています。

元々、この小さな緑色の亀はミドリガメという名称ではなく、正確にはアカミミガメと呼ばれている外来種の亀であり、本来はもっと早く対策をしておくべきだったのでしょうけど、政治家達は自分たちの利益にならないことはしないので長期間放置状態です。

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ミドリガメの飼育に規制がかかるのを知っておこう。

 

ミドリガメについては2020年には規制がかかり、輸入ができなくなる予定なのですが、既に亀全般的にネットでは購入ができなくなっており、以前は簡単にネットで亀を購入できていたのに、現在は検索をしても亀を通販している業者がいなくなってます。

もちろん、ネットで予約購入をして現地の実店舗まで出向いて購入すれば、一応ネット通販も可能になっているとは言え、現在はネットで亀を販売すると摘発されてしまいますから、既に現状でもある程度亀の購入に規制がかかっている状態であると言えます。

ただ、大量に格安で長期間に渡って売られていたミドリガメの問題については、もう根本的な解決をしないといけなくなってきているので、それでやっと国もミドリガメの飼育に規制をかけようとしているのですが、もっと早い段階でやっておくべきですね。

 

 

ミドリガメの飼育に規制がかかると一体どうなるの?

 

今後、ミドリガメの輸入が全面的に禁止されて特定外来生物に指定されると、商業目的での売買が一切出来なくなり、正当な理由なく生きたまま輸送をしたり、売買をした場合、警察に逮捕されてしまいますので、ブラックバスと似たような扱いになります。

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また、既にミドリガメの飼育をしている人の場合、行政に申請をして許可を得た場合に限って飼育を継続できる状態になり、その後は譲渡なども容易には出来なくなりますから早い段階で処分をするか寿命が40年以上のこの亀の飼育を継続するかになります。

ミドリガメ(アカミミガメ)を処分をする場合、当然ですが特定外来生物に指定された場合、河川などに捨てるのは具体的に犯罪行為になりますので、可哀想かもしれませんが自宅で処分をして行政に確認をして、正しいゴミの出し方で破棄する事になります。

 

 

ミドリガメを購入しても殆どの人が手に負えないのです。

 

お祭りなどの屋台で300円位で売られているミドリガメは、大変小さくプラケースでも飼育できますし、ホームセンターに行けば亀の餌が100円前後で入手できることから、可愛い子供が亀を見て喜んでいるのを見れば、親なら笑顔で購入してしまいます。

しかし、ミドリガメは大変成長が早く極めて頑丈で、あっと今に20cm前後の大きさまで成長をしてしまい、この頃になるとカメのエサではなくてササミや刺し身などを餌として与えないといけなくなり、見た目も緑色ではなく、可愛くなくなってしまいます。

子供も、次第に亀の飼育をしなくなり、手に負えなくなって、安易に川に捨てる人が続出したため、現在はミドリガメが日本の河川や沼地などで大繁殖をしてしまい、生態系や農業などで多大なる被害が出ている状態になりますので、購入前に良く考えます。

子供の頃のミドリガメでしたら、自然界には天敵はある程度いますが、成長したアカミミガメになると、ワニなどもおらず、日本の自然界には殆ど天敵がいなくなりますし、繁殖力も極めて高いことから、日本固有種のイシガメの生態系にも被害が出ています。



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