ブラックバスの稚魚を飼育したいとのご相談を受けましたが、この相談の答えは飼育不能であり、どのような飼育設備を所有していても魚の飼育のベテランであっても飼育ができないという意味であり、唯一飼育できるのは都知事からの許可を得た人のみです。
以前、私もブラックバスの稚魚を飼育していたことがあり、その時は普通に金魚のお部屋とか60cm水槽などがあれば容易に飼育ができますし、餌も冷凍アカムシがあればよく、大変丈夫な魚になりますので、恐らくは最も飼育がし易い魚になりますね。
ただし、ブラックバスの稚魚を飼育するとこは現在は法律で禁止されていますので、以前のように湖や人工池等で捕まえたブラックバスの稚魚を生きたまま持ち帰っているだけでも違法になりますし、生きたまま移動させるだけで警察に逮捕される時代です。
ブラックバスの稚魚を飼育したい相談|現在は不可能。
ブラックバスについては、現在は残念ながら特定外来生物に認定されていて生きた状態で移動させるだけでも違法行為になってしまい、釣ったブラックバスをクーラーボックスに入れて生きたまま運んでいた人が警察に逮捕された事件もニュースでありました。
特定外来生物を飼育する場合は、住所がある都道府県の都知事の許可が必要になり、大学でブラックバスの研究をしているとか、水族館であるとか、個人でも行政が納得できる研究をしている人以外は、ブラックバスを飼育した時点で警察に逮捕されます。
ですから、ブラックバスの稚魚を飼育する場合は、事前に都道府県に相談に行けば申請について詳しく説明してくれますので、必ず都道府県知事からブラックバスの稚魚の飼育の許可を取り、それからブラックバスの稚魚を飼育するようにしてください。
実際にブラックバスの稚魚を飼育した感想について。
特定外来生物法により、ブラックバスの飼育や生きたままの運搬が規制される前に結構釣り場で捕まえたブラックバスの稚魚を飼育していた事がありましたので、ブラックバスの稚魚をこれから許可を取得して飼育してみたい人向けの感想等をご説明します。
結論から言えばブラックバスの稚魚を飼育してもあまり面白くなくて、すぐに飽きてしまいますから、許可がなく飼育できていたときなら別でしょうけど、これだけ特定外来生物認定後に厳しい条件が成立されている以上、ブラックバスの飼育価値は微妙です。
これまで特定外来生物の飼育許可を申請したことはないので正確には分かりませんけど、この類の書類を役所に提出する場合は相当面倒な書類を何枚も書かないといけないことが通例ですから、その労力を使ってまでブラックバスの飼育はどうでしょう?
ブラックバスの稚魚の飼育をしてもすぐに飽きて放流しました。
かつて、ブラックバスの稚魚の飼育が問題なかった時に、水槽で飼育していた際には、すぐに飼育に飽きてしまいましたし、基本的には生餌しか食べませんので、エサ代が勿体無いと感じるようになり、メダカやエサ金を購入すると本当にお金がかかります。
そして大きく成長すると、餌用にドジョウを購入して餌として与えることになりますので、エサ代はどんどん高くなっていき、飼育していても別に面白くないですし他のエビとか魚と同じ水槽で飼育できないこともあり、殆ど単独飼育になるのも特徴です。
結局、ブラックバスの稚魚の飼育を許可を取って飼育してもエサ代の問題に必ず行き当たりますし、今は簡単には放流も出来なくなっていることから目的を持って最後まで飼育するくらいの気持ちがない人は、ブラックバスの稚魚の飼育は止めておきましょう。