アクアリウムを初めて行う人、既にアクアリウムをしていて、メダカやミナミヌマエビの飼育も安定してきて、今後は新しい魚の飼育を検討している人など、新しい魚を購入する場合にペットショップに行って展示されている魚を調べる人も多いと思います。
そこでペットショップやホームセンターのアクアリウムコーナーに行って、水槽を確認していると、よくあるのが5㎝位の小さなナマズが売られていて、見た目が可愛くて小さなナマズなのと、人の姿を見るとしっぽを振って近寄ってくるので欲しくなります。
ナマズに関しては、アクアリウム専門店でなくても、普通のホームセンターにてヨーロッパオオナマズとか、レッドテールキャット、デンキナマズ、ビワコオオナマズ等、錚々たるナマズの稚魚が当たり前のように数千円で売られているので本当驚きますね。
寿命50年以上?ナマズは巨大化と長寿を理解してから購入。
見た目が可愛くて愛嬌があるナマズの稚魚は大きさも5㎝前後と小さくて、とても可愛いですし、価格も数千円くらいなので、ついつい衝動購入をしてしまいがちですが、必ず注意しておいて欲しいのが、ナマズは寿命が大変長くて巨大化するということです。
特にヨーロッパオオナマズは稚魚の時には本当に小さくて可愛いですけど、成長も恐ろしく早くて寿命は50年以上と言われていますし、大きさも自然化では2メートルには達するくらいの巨大魚なので普通の人はかなり早い段階で必ず手に負えなくなります。
それで、ヨーロッパオオナマズの稚魚を購入したものの、その成長速度と最終的な大きさ、寿命のことを知り、自然界に放流する人が相次いだことなどから、特定外来生物に指定されてしまって、現在の日本では個人的な売買や無許可の飼育が禁止されました。
レッドテールキャットやデンキナマズも手に負えなくなる?
ヨーロッパオオナマズは現在ではペットショップで見ることはなくなりましたが、レッドテールキャットやデンキナマズの稚魚は未だに売られていることが多くて、ナマズの特徴としては稚魚の時には兎に角小さくて可愛いですから、衝動買いの人が多いです。
しかし、ヨーロッパオオナマズ程ではありませんが、レッドテールキャットもデンキナマズも特に大きくなる性質を持っているナマズになりますし、稚魚の時は成魚と見た目が異なり兎に角可愛いといった性質を持っていますので、特に衝動買いしやすいです。
レッドテールキャットもデンキナマズも成長速度がとても早くて、他の魚と同じ水槽では飼育が難しいですし、最低でも120㎝以上の大きな水槽を用意できる人でないと長期的な飼育はできませんので、購入する前には必ず水槽が用意できるかの確認が必要。
寿命は50年以上で単独飼育が基本のナマズを本当に飼育可能か?
ナマズも5㎝前後の稚魚の時には餌にミナミヌマエビとかメダカなどを与えればよいのですが、ナマズの特徴としては口が大きくて、口に入るものなら何でも食べてしまう大食感になる性質上、共食いなども普通に行われますし、他の魚を食べてしまいます。
レッドテールキャットとオスカーを飼育していたら、オスカーが食べられてしまったとか?、想定外の大きな魚ですら食べてしまうこともありますので、ナマズと同じ水槽で飼育できる魚はナマズよりも大きい魚くらいしかいないと思っておいた方が無難です。
最終的には飼育者よりも長生きする可能性がある長寿のナマズですから、その間飽きずに120㎝以上の大きな水槽を用意して維持ができるのか?を特に確認する必要があり、ナマズの飼育を初めた人に多い飽きるって問題をクリアできないと購入は駄目です。
ビワコオオナマズは国産のナマズですし、ホームセンターのアクアリウムコーナーでも小さな稚魚がよく売られている光景を見ますが、国産のナマズと言っても100㎝以上に成長する大きな魚で水温管理が楽になるくらいですので、購入前には検討しましょう。