水作という会社は知らなくても、水作が発売している水作エイトに関して言えば、日本人の場合、必ず一度は見た事があるといった特徴がある世界的なロングセラー商品です。
ですから、水作を知らなくてもブクブクを販売している会社であると言えば、誰でもあれの会社?といった感じですし、水作エイト本体を見れば更に直ぐ理解できる人は多いでしょう。
日本の小学校の理科室や校内の水槽では当たり前のように見られるのが水作エイトになりますし、誰でも子供の頃から慣れ親しんでいるのも水作エイトになる訳です。
水作ジャンボを見た事がある人はあまりいないかもしれません。
水作エイトであれば、ブクブクといった名称で子供の頃から必ず慣れ親しんでいる濾過フィルターになるのですが、それの最大上位互換モデルである、水作ジャンボについては、見た事がある人のほうが少ないかもしれません。
水作ジャンボという名称の通り、水作エイトが巨大になった濾過フィルターであり、その利用方法も、全く同じで単純に水槽に放り投げてエアレーションをするだけといったお手軽さが売りになりますから、使い方はいたって簡単。
見た目でも判断できる通り、水作エイトがそのまま巨大になったデザインですから、水作ジャンボという名称ほどぴったりとあてはまる名称もないと言えます。
この名称を考えた方は、とてもセンスがある方だと言えるのではないでしょうか?
水作ジャンボの濾過能力は高いのか?
見るからに巨大で強そうな水作ジャンボですが、注意点としては購入したそのままの状態では使えませんので、水作エイトでも見られる大磯のようなろ材になるモノを、底面に敷き詰めてからウールを巻いて利用する事になります。
それほど難しくありませんし、誰でも利用出来るレベルなのですが、こちらに関しては一手間ありますので、水作エイトと全く同じ手順で使える訳ではありませんから、ご注意ください。
肝心の、水作ジャンボの濾過フィルターとしての能力については、折紙付であるといっても過言ではなくて、室内であれば120cm以上の大型水槽、屋外であれば池や巨大なFRPの水槽などで実際によく使われています。
30cmキューブ水槽、60cm規格サイズの水槽の中に、水作ジャンボを入れてしまうと、他のモノが全く入れられなくなりますので、いくら濾過能力が強いといっても、さすがに適切とは言えません。
濾過能力は大変高いですから、水作ジャンボが二個、稼働用の大排気量エアポンプ水心「SSPP-2S」が二個あれば、大抵の環境で問題なく魚やエビを飼育する事が可能です。
水作ジャンボの正しい利用方法について
濾過フィルター自体、これでないといけないとか、この利用方法以外は間違っているといった話はないのですが、水作ジャンボに関しては、その性質上ある程度適切な使い方が限られてきます。
それは、観賞用ではなくて、販売目的の魚の飼育用フィルターとして利用されている事が多く、室内水槽で水作ジャンボを使っているのは個人ではなく、業者である事が殆どであるという事です。
屋外水槽の場合は、池などの巨大な飼育施設の濾過フィルターとしては、水作ジャンボ以外に選択肢が殆どなく、鯉の池などで見られる高額な濾過フィルターよりも、水作ジャンボの方がより適切な状態であることが多いと言えます。
結果的に、商売用として利用されているのが水作ジャンボになりますから、観賞用として採用を考えている人は、その大きさを一度確認しておき、上部フィルターや外部式フィルターを採用するように検討しておいた方が良いかもしれません。
メダカやミナミヌマエビの飼育でしたら、屋外水槽でも濾過フィルターは必要ありませんが、大きな金魚や鯉などの飼育になった場合は、水を相当汚しますから、水作ジャンボを採用することを検討してみても良いかもしれません。