水作ニューフラワーDXの購入を検討している人|お勧め出来ない

ミナミヌマエビやメダカの飼育に限らず、室内水槽、屋外水槽の飼育に限らず、全ての飼育環境で言える話として、濾過フィルターの設置で悩むことが出てくる場合があります。

水槽用の濾過フィルター自体、上部式フィルター、外部式フィルター、底面式フィルター、外掛け式フィルター等、色々な種類のフィルターがありますので、どれを採用していいか悩む人は案外多いのです。

しかし、上にあげたフィルターはどれも設置が面倒であったり、メンテナンスが面倒といった、初心者の方が敬遠したり、飽きてしまうような要因を持っている為、もっとお手軽で簡単なフィルターがあれば、そちらの方が良いわけですね。

そこで、日本で最も有名で誰でも見たことがあるお手軽なフィルターとして、水作の水作エイトという投げ込み式のフィルターがあります。

created by Rinker
水作
¥1,227 (2024/11/21 21:09:57時点 Amazon調べ-詳細)

 

八角形の形をした透明のプラスチックの入れ物の中に、白色のウールのようなものが入っているデザインになっていて、小学校に置かれてある水槽での飼育の際には、必ず水作エイトが採用されている位です。

 

 

水作エイトは簡単お手軽なのに大変優秀な濾過フィルター。

 

水作エイトの使い方は極めて簡単であり、エアーポンプを買ってきて、それにエアーチューブで水作エイトに接続して、あとは水作エイトを水槽に沈めるだけのお手軽設計になっています。

このような簡単な濾過フィルターが本当に機能するのか?と疑ってしまう人もいるかもしれませんが、水作エイトは濾過フィルターとしても大変優秀で、適合する水槽サイズ、飼育している生体の個体数によっては、それだけで普通に飼育が可能です。

ペットショップに行けば分かりますが、魚が売られている水槽を見ると、必ず大磯をしいた底面フィルターと、水作エイトが二個セットくらいで使われていますので、商業用としてもコストや手間ヒマ、その効果を考えると採用するに値する訳です。

単に水槽に放り込むだけ良いですし、定期的にバケツに入れてすすぐだけで良いので、エーハイム2213のような外部式フィルターのメンテナンスと比べると、あまりに簡単すぎて拍子抜けするくらいのお手軽さです。

created by Rinker
水作
¥1,781 (2024/11/21 23:42:48時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

水槽が増えると比例して増えてくる水作エイトシリーズ。

 

そのような水作エイトですから、水槽の数が増えてくると、どうしても水作エイトの数も増えてくることになるのですが、水作エイトM、水作エイトSサイズばかりを買っているとどうしても他の商品も気になるものです。

実際、水作エイトの見た目は好みの問題になるかもしれませんが、その性能とメンテナンスのあまりのお手軽さについては、繁殖用の水槽であったり、お手軽飼育の水槽であれば、これ以上の濾過フィルターはありません。

それで、同じ水作が販売している水作エイトの上位互換フィルター?として、堂々とその名を連ねている投げ込み式フィルターで、水作ニューフラワーDXという大型のフィルターがあります。

実際に現物を見れば分かりますが、その大きさはとても巨大であり、30cmキューブ水槽に水作ニューフラワーDXを入れると、他のものが一切入らない位の場所を占有しますし、60cm水槽でもその半分を占有するくらいの大きさです。

created by Rinker
水作
¥3,930 (2024/11/21 23:42:49時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

水作ニューフラワーDXは正直言って使う場所が殆どない話。

 

その外見はゼビウスに出てくるアンドアジェネシスそのままですし、水作エイトの上位互換としての商品なので、水作エイトMなどをたくさん買っている人であれば、一度は気になる存在なのが、水作ニューフラワーDXになるのではないでしょうか?

しかし、いざ購入しようと思うとどうしても悩んでしまう類の商品ですから、なかなか購入するまでに時間がかかってしまうと思いますので、実際に購入してみた感想を言えば、購入しないほうが良いと言った感じです。

水作エイトの特徴としては白いウールの部分が大きいほど、その効果が高くなる訳なので、水作エイトニューフラワーDXのようにウールの部分が小さくて、大磯が入っている部分が大きい場合は、正直言って効果もあまりありません。

基本的には、大磯の中に沈めて使うと良いらしいのですが、それをするくらいなら、最初から底面フィルターを使ったほうが断然効果も高くて、メンテナンスも容易になります。

水作のプロホースという大変便利な水換え用の動画あるのですが、それを使う際にも、水作ニューフラワーDXが水槽の中に入っていると、使いにくくてしょうがなくて、水素の中を引っ掻き回すようになりますから、中の生体にもよくありません。

これを使うくらいなら、水作エイトMを2個使ったほうが絶対に良いと言えますし、私もすぐに水槽から取り出して、今では倉庫に眠ったままになっています。

屋外水槽で使えばよい?といった話になった場合は、水作ジャンボという水作エイトをさらに大きくした濾過フィルターを使ったほうが良いので、亀などを飼育している水深が浅い屋外水槽であれば、水作ニューフラワーDXが唯一適合できる環境であるといえるでしょうか?

水作ジャンボ 1個
水作

 

一般的な水槽で、一般的な魚やエビを飼育している場合は、水作ニューフラワーDXは、全くもってお勧めできない商品であると言えます。

用途としては、大型の個体の場合は濾過フィルター無しだとキツくなる場合もある屋外飼育の水槽で、スペースが広くて水深が浅い、ザリガニとか亀用の濾過フィルターですね・・・。