水槽を室内に設置して熱帯魚やエビの飼育をしているのであれば、気温が急激に低くなる11月頃になると水槽用のヒーターを設置して、水温を25度前後にキープしないと水温が20度以下になって死んでしまいますので、種類によっては必須の飼育器具です。
ちなみに、完全に日本原産のメダカやミナミヌマエビの場合、別に水槽用ヒーターを設置しなくても死ぬことはありませんが、水温が25度を下回ってしまうと、産卵活動はしなくなりますので、冬場でも繁殖をさせたい場合はヒーターが必須になります。
後、冬場の水温が20度以下に下がる環境であれば、アジメドジョウとかアマゴ、イワナ、イトウ等の清流に生息する日本の魚を飼育する絶好の機会ですし、ニホンザリガニも水温が低くなる時期には最適なのですが、強力なろ過フィルターが必要になります。
水槽用ヒーターカバーの隙間に入ったエビは大丈夫?
水槽用のヒーターを設置する場合、そのまま放り込んでも良いというか、かつてはそのままドボンで水槽内に放り込んでおくのが普通だったんですけど、次第に流石に熱を発生するヒーターなのでカバーがないと魚や火傷するとのことで商品化されました。
あと、ヒーターカバーには吸盤がついていますので、その吸盤を使って水槽内に固定できるメリットがありますので、水槽内がスッキリすることや見た目の良さから、魚やエビの火傷防止以外でも需要が増えてきて、現在ではカバーを付けるのが標準ですね。
この水槽ヒーターのカバーにをつけると、プレコやヤマトヌマエビ等は隙間に入ってこれなくなりますが、小さなエビの場合、ヒーターカバーの隙間の中に入ることがあるのですが、大丈夫なのか?と言えば、大丈夫なので特に問題が発生する事はありません。
水槽用ヒーターの周りにはエビや魚が集まることが多い?
水槽用ヒーターを設置すると、直ぐにエビやプレコ、オトシンネグロ等がヒーターカバーの周辺に集まっていたり、へばり付いているのをよく見ることがありますが、ヒーターカバーつけてガラス面に吸盤に固定すると、立派な隠れ家や足場になる訳ですね。
また、ヒーターが可動して熱を発生させている時は、魚やエビからすると、水温の変化により水流が発生しているとか、なんか居心地が良い場所って認識をしているらしく、特にオトシンネグロが大量に集まってくるので、本当に落ち着く場所なんでしょうね。
ミナミヌマエビとかレッドビーシュリンプ等も同様に、水槽内のヒーターカバーが大好きのようで、親エビや稚エビなども足場かつ餌場として集まってきますので、その時に小さなエビはカバーの隙間に入っていきますけど、餌が沢山あるので積極的なのです。
水槽のヒーターで火傷をするエビや魚は見たことが無いです。
水槽のヒーターで魚やエビが火傷をする・・・こういった話をよく聞きますが、これまでヒーターカバーをつけていなくても、ブロンズプレコ、インペリアルゼブラプレコ、ロイヤルプレコ、オトシン各種等のプレコが火傷をした現場を見た事がありません。
もちろん、最近ではヒーターにはカバーつけていますので、やけどをしたくても吸い付きナマズ系のプレコは物理的に火傷をしなくなりましたが、小さなエビは大きなエビが入ってこれない苔や微生物が大量についているカバーの中に入っても全然大丈夫です。
なので、ヒーターカバーつけないと、魚やエビが火傷をするって心配をしている人がいれば特に無用ですし、ヒーターカバーをつければガラス面に吸盤で固定できることから、エビにとっては絶好の足場と餌場になりますので、カバーの取り付けはお勧め。
火傷をしやすい魚である、プレコが火傷をした現場を見たことがありませんし、エビや魚はそんなに鈍感ではありませんので、万が一火傷をしそうなくらい熱いヒーターに接触しそうになった場合、危険を察知して猛スピードでその場から逃げると思われます。