アクアリウムを始めて水槽を設置すると、大型魚の飼育でもしない限り、大抵は水槽内に水草を設置するのが普通ですし、最初から魚やエビを飼育するのではなくて、水草メインのネイチャーアクア系の水槽を立ち上げる人もいますので水草はとても重要です。
しかし、実際に水槽に水草を設置してみると、しばらくすると必ず苔が水草に付着するようになり、その苔は簡単には駆除できない位水草に頑固に付着することから、水草には必ず苔問題がつきまといますし、専門誌で見た水草とイメージが違うとなります。
水草なんですけど、普通に水槽内でレイアウトをしていると苔が付着するのは普通であり、ペットショップやホームセンターで展示されているネイチャーアクア的な水草水槽をよく見ればわかりますけど、綺麗に見ても実は水草に沢山の苔が付着しています。
水槽内の水草に苔が付着しているのはどう防ぐ?トリミング!
基本的に、商業用として管理している水草の育成水槽でもない限り、普通に室内に設置している観賞用の水槽に水草をレイアウトした場合、どのように管理しても次第に緑色の苔が水草に付着してくるので、これに関してはトリミングで苔の対策を行います。
また、室内の水槽はどうしても長時間に渡って照明を点灯させることが多くなりますので、照明の点灯時間を一日5時間前後に抑えるとか、数日間程照明を点灯させないようにして、苔の抑制を行うことになるのですが、基本的にはトリミングでカットします。
室内で管理している水槽では、どうやっても必ず多少の苔は発生する訳で、全く苔が発生せずに水草が綺麗な状態で保てるというのは日々の管理をしながらトリミングと照明時間の照射調整をあわせつつ、苔が発生しにくい環境を作るのですが結構面倒です。
水槽内の苔を抑制する薬品は使わないほうが良い理由とは?
水槽内に発生する苔の問題というのは必ずつきまといますので、当然なにか他人が困ったことがあれば商売になるのが世の常なので、水槽内の苔を抑制する薬品も商品化されて売られているんですけど、正直薬品で苔を抑制するのはあまりお勧めできません。
薬品のみの力で苔を抑制するということは、照明とかトリミングもなし、ろ過フィルターの調整などもなしでそれだけで、本来発生する苔を抑制するということですから、当然ですが、水草にも影響が出ないわけがなく、エビとか魚にも影響は必ず発生します。
今後は科学の進化により、本当に薬品だけで全く他に影響なく特定の苔だけを抑制する事ができるようになるかもしれませんが、現時点では薬品のみで苔を綺麗に抑制することは難しい現状がありますので、苔の抑制はトリミングと照明時間の調整で行います。
苔が水草に付着しても多少はつくものだと思って気にしないこと。
どのように水槽を管理しても水槽内の水草をよく確認すれば、多少の苔、緑色の細かい苔が水草に付着しているのが普通ですので、完全に水草に苔が発生していない完璧な状態を目指すのではなく、ある程度の苔が水草に付着してもそれが当然だと認識します。
また、苔が発生する要因としては、水槽内の魚やエビに対して餌のやりすぎって問題も絡んできますので、餌の調整をするとか、エーハイム2213を更に追加してろ過フィルターを更に強力にしつつ、照明の照射時間を少してトリミングで対策を行います。
水槽に水草を設置した際には、慣れていない人は完璧主義者のように少しでも水草に苔が付着していると異常な状態だと思ってしまうこともあるんですけど、安定した水槽でも多少の苔の付着は普通であり、苔を更に抑制するなら照明時間の短縮をしましょう。
トリミングに関しては、水槽用のトリミングセットは高額になることも多くて、余程水草のトリミングが好きな人でもない限り、面倒になって結局トリミングはしなくなりますので、それだったら最初から苔抑制用にエーハイム2213を追加したほう無難です。