水槽内に設置できる水中ライトとLED照明の違いは一体何?

水槽をセッティングする際に殆ど必須になる飼育器具の中に照明がある訳ですが、実際に照明を購入しようとした場合、普通に水槽の上に設定する一般的な照明や、車のライトの様な巨大な照明を上から吊るすメタハラ等がありますし、更にはLEDもあります。

基本的にアクアリウムで使用する照明というのは、水槽の上にセットして、上から光を照射するタイプが殆どなのですが、それとは異なり水槽内で吸盤でガラス面やアクリル面に貼り付けて使用する、水中ライト、水中LEDと呼ばれている照明があります。

水中ライトの名称の通り、水槽の中に設置すると言うか、水槽のガラス面やアクリル面であれば、好きな場所に貼り付けて使用できる照明ですから、使い方によっては通常の水槽の上に乗っける照明とは全く違った使い方が出来ますのであれば結構便利です。

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水槽内に設置できる水中ライトとLED照明の違いは一体何?

 

水中ライトは以前でしたら蛍光灯タイプしか無く、水槽内の水温が上昇するって問題もあったんですけど、最近ではLEDで省電力の照明が増えてきているので、水温の上昇については気にしなくて良いですから、水槽ライトの水温問題は気にしなくて良いです。

それで、普通の照明と水中ライトの違いはなにかといえば、水中ライトは本格的な水草育成をするタイプの照明ではなくて、何かしらの目的があって水槽内で特定の光源が欲しい場合に使う照明であり、海水魚やアロワナ等の飼育水槽で使うことが多いです。

ADAのネイチャーアクア系の本格的な水草水槽では、水中ライトが使われることは先ずありませんので、水中ライトは水草を育成するためのライトではなく光源が必要ですけどあくまで光があれば良いとか、通常の照明が使えない小型水槽で利用するのが基本。

 

 

金魚のお部屋の格安小型水槽セット等でも水中ライトは効果的。

 

水中ライトは小型のものであれば、どの様なサイズの水槽にでも取り付けができて、蓋や水槽の形状にも依存しないという、最大のメリットがありますので、光量には期待はできませんが、最低限の光量はありますから、金魚のお部屋の照明として効果的です。

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以前、金魚のお部屋を使っていましたが、その際にはあのプラスチックの蓋を常に載せたまま取り付けができる照明を探すのが難しかったので、LEDの水中ライトを使用したら、ウィローモスをうまく育てる位の光量は確保できたので、普通に使えてました。

ただ、ウィローモス、マツモ、カモンバ等の強い水草であれば水中ライトでも全然普通に育成できて硝酸の吸収を水草に促すことは出来ますが、グロッソスティグマのような本格的な水草の育成には使えませんから、あくまで目的が明確なのが水中ライトです。

 

 

巨大なジャンプ力があるアロワナ等の照明にも効果的です。

 

後は、アロワナ水槽などでも、大きな赤っぽい水中ライトを設置していると、アロワナはジャンプをして水槽から脱走することが多いので、あまり照明を付けにくいという特徴がありますので、大型の水中ライトを設置してアロワナをより赤く見せてました。

アロワナ、ピラルクー等の大型魚の場合、自然界では強力にジャンプをするという性質がありますので照明を水槽上部に取り付けができないという問題が発生することや、水草をメインにする水槽ではありませんから、水中ライトが最も適切な照明になります。

ですから、基本的には水中ライトを購入するなら、先には水槽上部に取り付ける照明を検討してみて、水槽に取り付けが難しい、強力なジャンプ力がある大型魚を飼育しているので上部に照明が取り付けれない場合、目的が明確ならば水中ライトを購入します。

特に目的がなく、水草育成がメインであるとか、水槽をより明るくしたい等、普通の利用方法で水槽用の照明を購入する場合、興味津々的に水中ライトを購入したら必ず後悔することになりますので、水中ライトが本当に必要なのか?それを検討しましょう。



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Updated: 2018年8月19日 — 10:05 PM