メダカが卵を口の周りにつけて泳いでいるのは何故?

メダカを飼育している水槽を見てみると、春から秋にかけてメダカの産卵シーズンに結構な頻度で見られるのが、大きく成長をしたメダカが口の周りに卵を沢山くっつけて泳いでいるシーンですが、慣れていない人でしたら何故?口の周りに卵が?と思います。

実際にメダカが口の周りに卵を沢山くっつけて泳いでいるのを見て、あのメダカは何故口の周りに沢山卵がくっついているの?と小さな子どもから質問されることもあるのですが、メダカは産卵した卵をすぐに襲ってしまい食べてしまうという習性があります。

また、他のメダカが産卵するのを確認したメダカが、水草等に卵を産み付けた瞬間、その卵を襲って食べてしまうって状況になることも普通にありますので、自分の子孫を残すために、メダカは見つかりにくい場所を選んで産卵をする為に毎日必死なのです。

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メダカが卵を口の周りにつけて泳いでいるのは何故?

 

メダカは自然界ではあらゆる天敵の餌として認識されている大変弱い魚になりますので、タイコウチやタガメ、ヤゴ等の昆虫、捕食するメダカよりも大きな肉食魚等から、常に狙われる状態で生きてかないといけないので、餌になるものなら何でも食べます。

そのため、他のメダカが産み付けている卵、生まれたばかりのメダカの稚魚でも容赦なく食べてしまいますし、それをしないと自然界では生き残っていけないくらいのバトルロワイヤル状態で生息しているわけですから、本能的に餌は何でも食べてしまいます。

これは、飼育環境状態におけるメダカでも同様に同じような行動を取ることもありますが、なにより水槽の中の環境というのは自然界の環境と比較しても相当狭い密閉空間になりますし、過密飼育がされることが多いメダカにとっては卵は格好の餌なのです。

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メダカに餌を大量に与えても本能的に卵を食べるのは止めない?

 

飼育しているメダカに対して、毎日きちんと餌を与えている場合でしたら、メダカが産み付けた卵を食べることは無いのでは?と思うかもしれませんが、どれだけ餌を大量に与えていても、メダカは卵や稚魚を襲って食べてしまうこと止めることはありません。

これは、本能的にそれを食べないと生きていけないって状況になる事が多いので、それ故にメダカはどれだけ多くの餌を与えていても卵や稚魚を見つけ次第物凄い勢いで食べてしまいますので、環境などに関係なく隔離するしか対処する方法はありません。

メダカを飼育していて、全く産卵しないとか、稚魚が生まれてこないって悩んでいる人も多いのですが、大抵は実はメダカは毎日のように産卵はしているのですが、その産卵した卵を食べてしまっているので、いつまで経過してもメダカの個体数が増えません。

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水槽の中でメダカの卵を見つけ次第サテライトに移動がベスト。

 

水槽の中でメダカの卵が水草等に産み付けられているのを確認したら、すぐにスポイトで水槽から取り出して、完全に隔離されているサテライトに移動をするのがベストであり、このように完全に親メダカと隔離をしていかないと、必ず食べられてしまいます。

なので必要なのは、サテライトのように親メダカ達と卵や稚魚を完全に隔離するための水槽であり、更には水槽の中のメダカの卵を効率よく吸い上げるスポイトがあれば完璧ですから、メダカの繁殖を前提とした飼育であれば必須になる飼育器具になります。

春から秋にかけての場合なら、ダイソーの100円のバケツに水道水を入れて、屋外に放置しておけば数日でメダカの飼育に適した環境ができあがりますので、スポイトで吸い上げたメダカの卵をその中に移しておけば、後は勝手に稚魚が誕生していきます。

メダカの卵を安全に孵化させるためには、スポイトはほぼ必須の飼育器具になりますので、若干アクアリウム用のスポイトは割高感がありますが、そちらを購入しておけば問題はありませんし、数年間は耐久性もありますので、購入しておきましょう。