そろそろ、メダカの稚魚が誕生してくる位に暖かくなってきているので、屋外で飼育しているメダカたちが産卵をしている環境の人も多いと思いますが、そこでメダカの稚魚の飼育をする際に、水槽にプラ舟を使ったほうが良いのか?とのご相談を受けました。
プラ舟というのは、元々水槽として使われる容器ではなく、左官工がセメントを配合する際に使う頑丈なFPRの容器になるのですが、その頑丈な事や大きさがメダカの飼育をするには適していること広くて浅い田んぼのような環境を作れるので人気があります。
ただし、プラ舟をメダカを飼育する水槽として利用する場合、成長した大きな親メダカを大量に飼育する水槽としては適しているのですが、とても小さな針子と呼ばれているメダカの稚魚の飼育には適していませんので、一般的にはお薦めはできない環境です。
メダカの稚魚飼育の際にプラ舟は使わない方が良いの?
メダカの稚魚は本当に体が小さくて、初めてその姿を見た人は驚くこと間違いないのですが、大量に飼育する業者でもない限り、プラ舟はサイズが大きすぎて殆どが死んでしまう事になりかねないので、もう少し小さな水槽にした方が生存率が高くなります。
メダカの稚魚は餌を食べるのが本当に下手で、プロの業者が大量の稚魚を飼育している場合はプラ舟でも問題がないのですが、一般的な人が少数のメダカの稚魚を育てる場合、水槽が広すぎてメダカの稚魚が餌を食べれなくて餓死してしまう事があります。
ですから、メダカの稚魚の飼育をする場合は、ある程度の大きさが必要になる場合もありますが、サテライトのような小さな水槽で餌を大量に与えても水質が極端に悪化しない適切な環境で育てたほうが結果的にメダカの稚魚の生存率は高くなる事が多いです。
屋外でメダカの稚魚の生存率を高くして育てるならバケツがお薦め。
室内でメダカの稚魚を育てる場合は、水温が25度以上に設定されたサテライトがお薦めになるんですけど、屋外の場合はプラ舟よりもダイソーで売られている100円のバケツのほうが一般の人には扱いやすくて生存率も高くなる傾向にあるのでお薦めですね。
これまで色々と屋外でメダカの稚魚の飼育をしてみたのですが、300匹単位のメダカの稚魚の飼育をする場合、プラ舟でも有効だったんですけど、毎日大量に細かい粉末の餌を耐えなとメダカの稚魚は殆ど生き残ることが出来ずに途中で死んでしまいました。
毎日、大量の細かい粉末の餌を与える時間と余裕があり、300匹単位でメダカの稚魚を育てる人の場合、プラ舟も有効になるのですが、10匹とか50匹程度のメダカの稚魚を育てる場合は、プラ舟は大きすぎるので、ダイソーのバケツの方が良いわけですね。
屋外で飼育しているメダカの稚魚に毎日餌を与えるのは難しい。
プロの業者でしたら、メダカの稚魚を大量に育てますので、プラ舟とか更に大きな池や水槽を使ってメダカの稚魚を育てることには全く問題はないのですが、一般の人の場合、メダカの稚魚だけを常に意識して生活をするのは難しく、特に屋外は顕著です。
最初は毎日のように餌を与えいても、実生活が忙しくなったりするとついつい屋外のメダカの稚魚のことを忘れてしまって、結局は暫くの間は放置するって状況になることが多くて、それ故に最初から稚魚は放置しても問題ない環境での飼育が好ましいのです。
300匹とか500匹のメダカの稚魚を育てる場合、屋外では自然発生する餌では全然足りずに、毎日大量の餌を与えていないと次第に稚魚がいなくなってしまい、最後には数えるほどしか残ってくれなくなりますから、稚魚の数が多い場合は放置は難しいです。
それを考えると、仮に300匹位のメダカの稚魚がいた場合でも、それを全て大きなプラ舟で育てるのではなくて、あえてダイソーの100円のバケツに分散をして育てたほうが稚魚の生存率がかなり高くなりますから、適度な容器を沢山使ったほうが良いですね。