そろそろ、屋外水槽でもメダカが産卵活動を行う時期になってきていますので、卵の管理をする準備をしておいたほうが良いのですが、室内に設置してヒーターを取り付けている水槽であれば、一年中メダカは産卵を繰り返しますので、繁殖は本当に容易です。
しかし、室内で産卵をしたメダカの卵が何故か毎回孵化しないので、原因が分からずに困っている人や対処方法も分からないので対策方法を知りたい人がいるようなので、メダカの卵が何故か孵化しない理由について、ご相談を受けたのでご説明致します。
メダカの卵については、別に特別な設備や高度な専門知識も必要ありませんし、基本的な知識だけ知っていれば、誰にでも簡単に孵化させることが出来ますし、稚魚を育てることも出来ますから、何度か失敗をしてもそれを恐れずにチャレンジしてください。
メダカが産卵をしても何故か卵が孵化しない原因と対策方法。
メダカが産卵をしているのに、卵が水槽内に全然見つからない場合、それはメダカが産み付けた卵を片っ端から食べてしまっているってことなので、お腹に卵をぶら下げたメダカが沢山いるのに、採取するべき卵が見つからない場合、水草等を用意します。
全くメダカが産卵をしない場合、水温が低すぎるとか照明時間の照射時間が短すぎるって環境であることが殆どなので、水温は25度位にしておき、照明の照射時間も8時間以上環境によっては12時間前後にタイマーでセットしておけば、通常産卵を行います。
メダカが産卵をしていて、卵が採取できているのに、その卵が孵化しない原因ですが、大抵は無精卵と言って産卵の受精に失敗した卵であることが多くて、見た目の色が透明ではなくて白っぽい色をしています、卵の中に核が見当たらないので判断が出来ます。
無精卵の場合はどのような方法を使ってもメダカは孵化しません。
無精卵と有精卵については、メダカのような卵で稚魚が孵化する生き物では、無精卵状態でメスが産卵をすることもよくありますし、産卵に慣れていないメスの場合、結構な割合でお腹に白っぽい卵をぶら下げていることも多いので、メダカも必死なのです。
無精卵の場合は、どのような方法を使っても、卵が孵化することはありませんので、メダカが無精卵ばかりを産卵する場合、もしかしたらオスがいないとか、何か根本的な原因があるかもしれませんから、水槽内のメダカのオスとメスを判断してみましょう。
メダカのオスとメスの見分け方はそれほど難しくはありませんが、ヒレとか尻尾を見れば判断できると言っても、水槽内で泳いでいるメダカの判別を初心者の方がすることは結構難しいですから、卵をぶら下げているかお腹がふくらんでいるかで判断します。
水温が低すぎるとメダカの卵は孵化しないし水流が強すぎてもNG。
メダカの卵が有精卵であり、通常であれば孵化する状態なのになぜか毎回孵化しないとか、稚魚が生まれてもすぐに死んでしまう等のトラブルの場合、殆どが水温が低すぎる状態であるか、水流が強すぎる状態なので、こちらの改善をすれば対策が可能です。
メダカの卵が親メダカが25度の水温で産卵するのを見ても分かる通り、メダカの卵にも適正温度というものがあり、それが産卵が行われる25度前後の水温になっているため、これよりも低い水温であれば、メダカの卵は孵化することなくカビてきます。
メダカの卵や稚魚は水流に大変弱いので、ろ過フィルターの水流が強すぎる場合、仮に孵化してもすぐに稚魚が体力を消耗して死んでしまいますから、メダカの稚魚を飼育したり卵を孵化させる水槽は水流が極力発生しないように、管理をする必要があります。
メダカの飼育はエーハイム2213とナチュラルフローパイプがお勧め。
基本は水温と水流の管理が適切であれば、有精卵なら必ずメダカの卵は孵化してくれますので、何度チャレンジしても孵化に失敗する場合は、そちらの確認をしてみて、問題があれば改善すれば、すぐに孵化してくれますら、大切に稚魚を育てていきましょう。
メダカの飼育水槽でお勧めのろ過フィルターはエーハイム2213にナチュラルフローパイプをとりつけて、水流を極端に抑えて水の濾過能力を高くした状態であり、エーハイム2213を複数取り付けると、メダカは本当に安定して産卵をするのでお薦めです。