サテライトの孵化寸前なメダカの卵が1日でカビまみれ

最近、正月明けくらいはしばらく暖かったのですが、流石に1月中旬くらいになると、雪が降ってくる時期ですから突然寒くなってきていて、特に早朝深夜はかなり冷え込んで来ますから、屋外の水槽では水面が凍りついていたりする光景をよく見かけます。

これくらい冷え込んでくると、屋外の水槽では水面が毎朝のように凍りついていたり、ホテイアオイなどの浮草までカチンコチンに凍っているので、メダカは寒すぎて水槽の物陰に隠れてじっとしていますから、この時期のメダカが産卵をする事はないです。

ただ、室内で水槽用のヒーターを取り付けている環境で飼育しているメダカの場合、どれだけ気温が低くなっても、水温を25度に固定できますので、メダカは毎日のように産卵を繰り返すので、卵を孵化させる為に、サテライトに移す人も多いのですが・・。

 

 

サテライトの孵化寸前なメダカの卵が1日でカビまみれ。

 

この寒くなる時期になるとよく相談されるのが、サテライトの中のメダカの卵にカビが生えているとか、卵が全滅したって話になるんですが、これはあまりに気温が低くなっているので、それに合わせて室温も下がり、サテライトの水温が下がるからなのです。

メダカの稚魚はサテライトの水流を最大パワーで回していれば、余程寒すぎる室内以外は問題はないのですが、卵の場合、孵化寸前の卵であっても、サテライトに移動させて孵化させようとすると、直ぐに卵に白いカビが大量に発生してしまい孵化しません。

今回、試しにサテライトの中に孵化寸前にメダカの卵を30個程入れてみたんですが、やはり一日でカビが生えてくるようになり、数日で卵が腐って全滅してしまいましたので、極端に気温が低くなる雪が降りそうな時期にはサテライトでの孵化は難しいです。

 

 

雪が降るほど寒いな?と感じたらサテライトは使わない?

 

サテライトの水流を最大にして、強力なエアーポンプで大量のエアーを発生させても、サテライトの構造上、水流には限界がありますので、極端に気温が下がる雪が降るような状況の場合、1日中暖房で保温している場所でもない限り、相当質問も下がります。

その為、稚魚はなんとか死なずに大丈夫なんですが、孵化寸前の卵の場合、かなりシビアな状態になってしまう都合上、1月、2月の雪が降るような寒い時期になるとメダカの卵はサテライトでは孵化が大変難しくなりますので、サテライトは止めておきます。

もちろん、室温がストーブやエアコンなどの暖房器具で暖かくなっている場合、全然サテライトでも問題はありませんが、室温が常に高めになる内廊下のタワーマンションのエントランス付近の水槽でも、今回、一日でメダカの卵がカビだらけになってました。

 

 

サテライトが使えないなら卵の孵化はどうしたらいい?

 

冬の極端に寒時期以外なら、メダカの卵の隔離や孵化については、サテライトが大変便利なんですけど、どうしても気温が極端に低くなる冬の時期になると、卵がカビカビになってしまいますので、一番良いのは専用のヒーター付きの水槽を用意することです。

30㎝水槽に小型の水槽ヒーターを付けて、エーハイム2213が難しければ、スポンジフィルターなどでも良いので最低限ろ過フィルターとLED照明は用意しておき、その中に卵を放り込んでおけば、勝手に孵化をしてかなりの稚魚の飼育が可能になります。

そんな面倒な事はできない場合、一番簡単なのが、スドーのメダカだの稚魚用のイケスを水槽に浮かべてその中で卵を孵化させる方法であり、水槽の水温と全く同じなのでヒーターが壊れなければ、安心して卵を孵化させることが出来ますが問題もあります。

スドーのイケス、正式名称はメダカの浮くネットっていうんですけど、これを浮かべていると直ぐに親メダカがジャンプをして侵入をして稚魚を食べてしまいますので、二枚重ねにして高さを高くするか、たよりないけど、蓋をして親メダカの侵入を防ぎます。