新しくアクアリウムを始めようとしている人から相談を受けたのですが、水槽を設置した際に必ず必要になるろ過フィルターについて、エーハイムの外部式ろ過フィルターを購入しようと思って調べていたら、価格差があまりにも違うのでよく分からない話。
また、世界的なベストセラーになっている、エーハイム2213を最初検討していたところ、エーハイムプロフェッショナルという、見るからに凄そうで値段が3万円位のろ過フィルターがあり、日本人は価格が高いほうが良い商品だと思うので気になるとの事。
エーハイム2213は大変有名なので知っている人も多いですし、他にも2215とか2217等の容量が大きい同じデザインの緑色のバケツのようなろ過フィルターもありますから、60cm水槽までなら2213、それ以上なら2217といった選択肢もあり、人気もあります。
エーハイムプロフェッショナルと2213は一体どちらを買うべき?
ろ過フィルターについて、エーハイムプロフェッショナルと2213の一体どちらを購入するべきなのか?、この違いについての質問を頂いた場合、水槽の利用目的によって全く回答が異なってきますし、水槽の大きさでも回答が異なるのでその確認が必要です。
ただし、一般的な話としては、エーハイムプロフェッショナルは容量が大きくて扱う水量も多いので、90cm以上の大型の水槽で利用する外部式ろ過フィルターであり、60cm水槽で利用する場合、水流が強すぎることや2213の方が扱いがしやすい感じですね。
見た目がかっこいいし、値段も3万円位しているので、60cmや30cm水槽に取り付けるろ過フィルターでも、2213よりもエーハイムプロフェッショナルの方が良いのでは?と考える人も多いのですが、正直洗濯機状態になりますので、お勧めでは出来ません。
エーハイムプロフェッショナルはプレコの飼育ならお薦めですね。
エーハイムプロフェッショナルの利用用途としては、色々とバージョンはあるにしろ150cmクラスの大型水槽ではオーバーフロー水槽でないとろ過容量が足りませんし、60cm水槽では水流が強すぎて洗濯機状態になるので利用用途を明確にしておきます。
例えば強い水流が大好きで、水を汚してしまうプレコの飼育の場合であれば、エーハイムプロフェッショナルは上の蓋をパカっと開けるだけなので、バスケットを取り出す必要がある2213と比較してもメンテナンスも容易で、かなり向いている事になります。
しかし、メダカやネオンテトラ、ランプアイ等の飼育をする場合、エーハイムプロフェッショナルは水流が強すぎて、ナチュラルフローパイプを取り付けても、最高レベルの2074を60cm水槽に取り付けてしまったら、恐らく小魚は死んでしまう事になります。
60cm水槽以下なら2213で90cm以上ならエーハイムプロフェッショナル。
あくまで、何を飼育するのかによって最適な回答は変わってくるのですけど、一般論的には60cm水槽以下ならエーハイム2213を取り付けるのが最適で、3台のエーハイム2213を取り付けていれば60cm水槽なら相当水質が安定するのでお勧めな環境です。
エーハイムプロフェッショナルはプレコなどの強い水流を好み水を汚す魚の飼育なら60cm水槽でも適切な容量のものを購入しておけば最適になり、サブフィルターを取り付けることもないので、メンテナンスも容易でろ過能力も高い性能を発揮できます。
90cm水槽以上の場合は、エーハイムプロフェッショナルも選択肢に入ってきますので、こちらも何を飼育するのか?、オーバーフローの方が選択的に間違っていないのではないか?、補助的な扱いで使うのか?、等を検討してから購入するのがお薦めです。
ろ過フィルターを探していると2213が良いって話が沢山出回っていますので、調べ始めると必ず見た目がかっこいいエーハイムプロフェッショナルってろ過フィルターが目にとまるのですが、これは大きな水槽向けであり60cm水槽以下向けではないのです。