メダカの卵を守る伝説のミナミヌマエビを見た話は本当なの?

先日、ミナミヌマエビに関するちょっと面白い相談を受けたんですけど、なんでもメダカの卵を親メダカから守る伝説のミナミヌマエビを見たって話で、そのミナミヌマエビは頑なにメダカの卵を守りながら、親メダカが捕食するのを防いでいたそうなのです。

通常、アフリカ原産の鯛のような淡水魚、シクリッド系の魚でしたら子育てをして、小卵と子供を守りながら成長していくんですけど、メダカの場合、子育てをするどころか産卵で産み付けた卵をすぐに親メダカが食べてしまいますので、子育てはしません。

ベタとかも子育てをするので有名で、アロワナなどは口の中で卵や稚魚を保護しながら、子育てをしますので現地の生息地で成長をしたアロワナには雨季の時期には天敵が殆どいない状態になりますから、それで太古の時代から反映をしてきた訳なのです。

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メダカの卵を守る伝説のミナミヌマエビを見た話は本当なの?

 

先ずですね、メダカの卵をミナミヌマエビが守るとか、食べようとした親メダカたちを追い払うとか、そのような知的な行動をする知能はありませんし、メダカの卵を卵と理解しているのかすら怪しいので、この話は実際の話しではなくて単なる勘違いです。

人によっては、偶然ミナミヌマエビがメダカの卵を守っていて、親メダカを追い払っているように見えたのかもしれませんが、単にミナミヌマエビが餌を食べていた付近にメダカの卵が産卵されていて、近寄ってきたメダカたちに威嚇をしていた感じですね。

ミナミヌマエビは大変臆病であり、自然界ではあらゆる生き物の餌になってしまいますので、何かと臆病な個体が多いのですが、まれに攻撃的な行動をする個体も少なからずいて、餌を食べていた際にメダカが寄ってきたので餌を守ろうとした行動なのです。

 

 

本当にメダカの卵を守るミナミヌマエビがいればニュースになる?

 

ただ、世の中には絶対とか100%って話はありませんし、ミナミヌマエビも進化をして将来は海水で生息していたり、1億年後などはかつての恐竜の時代に人類がネズミのような生き物だったのを見れば、空を飛んでいるかもしれませんので謎は多いのです。

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その為、何かしらの偶然が重なり、メダカの卵を意図的に守る行動をするミナミヌマエビが本当に存在している場合、その時点で恐らくはニュースになり世界的に報道をされるレベルの話でしょうから、動画撮影などをして記録を取っておいた方が良いです。

ミナミヌマエビがメダカの卵を守り、親メダカなどの捕食する外敵を追い払っている行動に再現性があり、常にそのような行動を取るミナミヌマエビがいるのであれば、淡水エビの常識を覆すべく行動ですから、本当に進化の過程などの研究対象ですね。

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他人が見れば笑い話でも動画で撮影していれば説得力がある?

 

世の中の99%位の人が、ミナミヌマエビがメダカの卵を守っているって話をすると、大笑いをするとか、嘘つきだって偏見の目を持った対応をするのでしょうけど、科学者の方などはそういった話であっても真剣に対応をしてくれることがよくあります。

その場合、口頭だけで説明をしても説得力がありませんから、スマートフォンやデジタルカメラなどで、動画でミナミヌマエビがメダカの卵を守って親メダカを追い払っている瞬間を撮影しておくと、その証明をすることが可能になるので大変お勧めです。

もしものときに、ミナミヌマエビやメダカの撮影をしようと思ってスマートフォンをとりだしても、実はこういった小さい生き物の撮影は結構難しくて、マクロ撮影や手ブレ補正など、慣れていないと一眼レフカメラであってもなかなかうまく撮影できません。

普段からもしもの時の決定的瞬間をスマートフォンやデジタルカメラで撮影したい場合があれば、すぐにある程度の画質で撮影できるように、普段から水槽のメダカやエビの撮影の練習をしておいたほうが良くて、それ次第では世界が変わるかもしれません。

今回の、ミナミヌマエビがメダカの卵を守っていたってのは、結構浪漫があるお話だとは思いますけど、先ず、先入観を持ってそのように見てしまっただけで、偶然ミナミヌマエビが卵の近くで餌を食べていて、親メダカを威嚇したってのが答えだと思います。

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