屋外に水槽に水作エイト等のろ過フィルターを設置すると、より水が安定して、メダカなどでしたら別になくてもよいのですが、水を汚しやすい金魚や錦鯉の飼育をする場合は、出来れば水作エイトや水作ジャンボが水槽の中にあるとより安心感があります。
しかし、屋外の水槽に水作エイトを設置する場合、エアーポンプを作動させないとエアレーションを発生させることは出来ませんので、一体どこから電力を持ってくればよいのか?、疑問に感じている人も多いのですが、屋外の電源取得はけっこう大変です。
何しろ、雨風や紫外線などの関係がありますので、室内のようにコンセントを設置するわけにもいきませんし、最初からガーデニング用等で屋外用の専用のコンセントを設置していれば別でしょうけど、普通はそのような気の利いた設備は用意されていません。
屋外の水槽をエアレーションする為の電力はどうするの?
水槽を屋外に設定した場合、エアレーションを設置するにしても電力が必ず必要になるため、どうやってその電力を取得するのかが分からない人が結構いて、質問されることが多いんですけど、エアレーションを設置する場合は長いエアチューブを使います。
エアチューブを使っている人は1m位にカットして使っている人が大半でしょうけど、元々は5メートルや10メートルの状態でパッケージングされてホームセンター等でうられていますので、それを購入して自宅の室内からエアチューブを屋外に引っ張ります。
この方法でしたら、電力の取得が容易で雨風や紫外線に曝されて電化製品であるエアーポンプ等の漏電の影響の心配もないですから、屋外水槽で使用するろ過フィルターは全て室内に設置したエアーポンプを使って、長いエアチューブで屋外に空気を送ります。
屋外水槽を管理するにはエアチューブだけあれば大丈夫です。
屋外に設置している水槽は基本的に放置で良いですし照明やろ過フィルター、水槽クーラーや水槽ヒーターも取り付けることはないというよりも、普通はそのような飼育具は屋外で利用することが想定されていない為、蒸発した水の追加だけをすれば良いです。
ただし、冬場になって寒くなると水槽の水が凍結する事も多くて、メダカやミナミヌマエビ等が死んでしまうのでは?、とか心配になる人も多くて、その場合は水作エイトや水作ニューフラワーDX等を設置して水を循環させて凍結するのを防ぎます。
こう考えると、屋外の水槽で飼育器具を使う場合、照明器具や水槽ヒーター等を使うことはまずありませんので、使うとしたら水を循環させるポンプのような器具、もしくは底面ろ過フィルターや水作エイト等に限定されるため、エアーだけあればよいのです。
室内のエアコンのホース排出口か換気用のダクトを使います。
室内でエアーポンプを稼働させて、5メートルや10メートルのエアーチューブを使ってどのようにして空気を屋外の水槽に送るかと言えば、窓を開けっ放しにしてそこからエアーチューブを出す訳にはいきませんので、エアコンの排出口かダクトを使います。
エアコンを使っている場合、天井に埋め込んでいるタイプのエアコン以外は必ず壁に穴があって、そこからエアコンの各種配管を外の室外機に繋げていて、粘土で穴を塞いでいますので、その隙間からエアーチューブを外に出して水槽まで引っ張っていきます。
天井に埋め込んでいるエアコンタイプの場合は大抵壁に空気の入れ替えをする換気ダクトがありますからその隙間からエアーチューブを外に出すためにフィルターに少し穴を開けてそこから外に通せば、屋外の水槽にエアーを送ることが出来るようになります。
基本、大型の池などでしたら別ですけど、屋外の個人レベルの水槽で電力が必要になることはなく、必要になるのは殆どが空気になりますので、エアーポンプを室内で稼働させて、5メートル、10メートルのエアーチューブを使って安全に空気を送りましょう。