食用ドジョウの繁殖販売をしたいけどどうすれば良いの?

ドジョウの飼育をしたことがある人ならご存知だと思うんですが、一般的な飼育水槽におけるドジョウの繁殖はかなり難しくて、田んぼのような広大な土地があればドジョウを繁殖させるのは放置しておいても良いのですけど家庭用水槽ではかなり難しいです。

ドジョウはペットとしてだけではなくて、食用としても扱われている事が特徴の淡水魚であり、メダカや金魚などは異なり、最初からうなぎのように食用として繁殖飼育をすることが出来る特徴がありますので、繁殖が商売として成立する淡水魚になります。

こちらのドジョウを食用として販売したい人からの相談を受けましたので、そちらについて回答をさせていただいたんですけど、正直ってドジョウを食用として繁殖させるのは初期投資がかなりの金額になり、地方に移住しないと殆ど不可能だといえます。

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食用ドジョウの繁殖販売をしたいけどどうすれば良いの?

 

最初にドジョウを人間の食用と飼育繁殖をさせるためには、必ず採算ラインを考えないといけませんし、綺麗な水と適切な水温環境、更には広大な飼育設備が必要になることから東京のど真ん中で実現するのは採算ラインを考えるとまず不可能な選択です。

その為、地方に移住をして土地を購入して、可能であればきれいな地下水を組み上げるボーリング作業を行い、一年を通して水温がそれ程変化がなくてきれいな水を常時流しっぱなしの環境を用意し、更にはビニールハウス等も設置しないといけなくなります。

田んぼのような広大な土地に水を流して、鳥よけのネットを張り巡らせてドジョウを放置で自然繁殖させる方法もあるのですが、食用として付加価値を付けて販売するには綺麗な水と、後は特別な餌が必ず必要になってきますので、初期投資が必要になります。

 

 

食用ドジョウの繁殖で利益を出すのは簡単ではありません。

 

うなぎのように国や行政などから支援を受けて、養殖の研究をするなどでしたら、お金の宛は色々と出てきますが、ドジョウの場合、地方に移住して土地を購入して設備を購入する際の費用は基本的に全て自己負担になりますし、利益を出さないといけません。

ドジョウ自体がそれほど高い魚ではありませんし、ウナギやマグロのように普通にスーパーで売られている魚でもありませんから、独自の販売ルートの確保も必要になり、それが出来ない場合は、自分でウナギを消費者に販売する仕組みを作る必要があります。

ペットのレッドビーシュリンプを繁殖させて販売するのと、人が食べる食用のドジョウを繁殖させて販売するのは訳が違いますので、いきなり食用ドジョウの繁殖を行いそれを商売として成功させるのは普通の素人には不可能ですので止めておきましょう。

 

 

どうしても食用ドジョウの繁殖をしたいのなら成功者に相談する。

 

ただ、食用ドジョウの繁殖は初期投資金額が必要で、利益を出すのは難しいと分かっていても、どうしてもドジョウを繁殖させて商売を成功させたいのであれば、既に食用ドジョウの養殖をしている業者の人に一度相談をしてみるのがお勧めになります。

日本には地方に行くと、街全体でドジョウの養殖に力を入れているような自治体もありますので、そういった自治体に相談に行って、土地や設備を購入して組合などに入り、ドジョウの養殖業を始めてもよいですし、この方法なら成功する可能性もあります。

食用の魚の場合、ドジョウに限った話ではないですが、実はもっとも重要な要素に餌がありますので、この餌の独自開発も単独で行うとお金も時間もかかって大変ですから、組合などで共同して用意している独自の餌などがあれば、その負担も減りますからね。

海外の養殖施設などを見学したことがありますけど、数億円単位の投資金額が必要で膨大な土地に設備を作って、そこで生産から加工まで行っており、あとは独自に販売ルートを作って利益を上げている仕組みを目の当たりにすると、食用魚の養殖は大変です。