アジメドジョウの飼育をしよう|冬にしか流通しない

現在は12月になりましたので、天気が良くてそこそこ暖かい時でも屋外の気温は10度から20度位をいったりきたりしていますから、必然的に全体的に水槽の水温も下がってくる訳なのですが、この時期になると流通するドジョウがいます。

普通、ドジョウと言えば、一年中どこでも売られているとか、夏場であればスーパーの店先でタライに入れられてグラム単位で売られているとか、価格が安くてどこでも簡単に手に入るイメージがありますが、実は全てのドジョウがそうではありません。

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ドジョウなのになぜ寒くらならないと流通しないのか?

 

一般的に夏場に大量に市場に流通するドジョウはマドジョウと呼ばれている、本当に普通のドジョウであり、田んぼなどでは大量に発生して捕獲も簡単ですし、その後に捕まえて飼育するのも簡単なドジョウになります。

しかし、冬場になると流通が始まるドジョウはアジメドジョウと言い、このアジメドジョウは夏場には殆ど流通することがないちょっと変わったドジョウになりますので、寒くなった際にチャームさんなどのサイトを見ると突然売られ始めます。

このアジメドジョウなんですけど、なぜ寒くならないと流通しないのかと言えば、その秘密はアジメドジョウの生息地にありますので、アジメドジョウが一体どこで生息しているのかを知っておく必要があります。

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清流にしか存在しない変わったドジョウがアジメドジョウ。

 

一般的なマドジョウであれば、その生息地は田んぼや河川、湖など、殆どの場所で生息することができますし、対応できる環境も他のどの魚よりも容易なため、最も飼育がしやすい魚の一つになっています。

しかし、アジメドジョウの場合は、全く異なっていて、田んぼやその辺の河川では生きていくことは出来ませんので、いわゆる人里離れた清流と呼ばれる、大変綺麗で汚染されていない冷たい川の上流でないと生きていくことが出来ません。

簡単に言えば、イワナやアマゴが生息できる環境でないと、アジメドジョウは生きていけない為、夏場になると水槽クーラーがないとあっさり死んでしまうこともあり、一般流通は殆どされない変わったドジョウという訳です。

 

 

水温は20度以下でできれば15前後が好ましいクールなドジョウ。

 

こちらのアジメドジョウなんですけど、寒くなって常温での輸送が可能になる12月から2月くらいの間に流通が始まりますので、その際に気になったら購入して育ててみるとなかなかレアなイメージを味わえるかもしれません。

飼育の際にはイワナやアマゴを飼育できる環境が必要になりますから、大きめの水槽に強い水流、更には大型の濾過フィルターが必要になり、水温を最高でも20度以下に保てるような状態にしないといけません。

ですから、環境によっては冬場でも水槽クーラーを稼働させないといけない、変なドジョウなんですけど、この一風変わったドジョウは食べると大変美味しいことから、生産地では専門店で看板メニューとして扱っています。

興味があれば、アジメドジョウの料理をいただいてみると良いかもしれませんね。