日本の夏は大変気温が高くなりますので、室内に設置している水槽の水温も30度から40度位に上昇することもありますから、日本原産の魚やエビならまだなんとかなっても、海外原産の熱帯魚やエビは高温に耐えれなくなり、死んでしまうことがあります。
特にエビは本来高水温に極端に弱い生き物ですから、レッドビーシュリンプやスラウェシシュリンプ等は日本国内の水槽で飼育する場合は例外なく水槽クーラーで水温を下げるか室内のエアコンで気温ごと下げて水温を下げないと飼育することが難しいです。
その為、海外原産の淡水エビの飼育をしている人であれば例外なく水槽クーラーを取り付けて飼育をしており、秋から冬が開けるまでの間になると今度は日本の冬は寒いですから水槽クーラーが必要なくなるのですが、その場合はどうすればよいのでしょうか?
気温が下がって稼働しなくなった水槽クーラーはどうする?
水槽クーラーの設定温度を25度にしている場合、気温が25度以下になってしまうと全く稼働しなくなる為、水槽クーラーとしての意味合いが全くなくなってしまいますので、水槽から取り外したほうが良いのか初回の人は迷ってしまう人も多いと思います。
水槽クーラーの電気代はゼンスイのZC100で一ヶ月大凡で1000円位ですから、使わないときも電気代が発生するとたまらないって思うかもしれませんが、クーラーのファンが稼働していない時は電気代は最小になっているので電気代も殆ど必要ありません。
また、このタイプの電化製品は一度使用をやめて長期的な保管をしてしまうと、余計に故障してしまいやすくなることも多く、取り外しの手間暇も大変面倒ですし、取り外しの際に破損させてしまうこともありますから、冬場でもそのままの状態で利用します。
稼働しなくなった水槽クーラーも水温計として利用できます。
水槽クーラーには例外なくデジタルの水温計が搭載されていて、常に水が循環している水温を計測していますので一般的な水温計よりも制度が高くてデジタル表示も見やすいこともあり、稼働しなくなった水槽クーラーも水温計として利用することができます。
それ以外には水槽クーラーには実は背面の電源からヒーターも取り付けれるようになっていることが多いのですが、水槽クーラーは水槽台の下に設置することが多くて、ケーブルが届かないヒーターも多く、ヒーターは別電源で取っておいたほうが良いですね。
水槽用のヒーターに延長ケーブルを接続して利用するのはあまりお勧めできませんから、水槽用のヒーターは水槽クーラーとは別に独立して稼働させておくのが良くて、冬場の稼働しない水槽クーラーは正確な水温計として利用すると見やすいので便利です。
これまで水槽クーラーは年中取り付けていても一度も問題はないです。
水槽クーラーについて、これまで水槽に取り付けてから一度も取り外したことがなくて5年以上に渡ってそのまま利用していますが、トラブルが発生したこともありませんし、冬場は全くクーラーとして稼働していないため、電気代も殆どかかりません。
設置スペースにしても元々水槽クーラーを設置するためのスペースな訳ですから、冬になって水槽クーラーを取り外しても、春になればまたそのスペースに設置しないこともありますし、倉庫にしまう作業自体が面倒ですから、取り外す理由も特にありません。
水槽クーラーのような家電製品は一度でも稼働させてしまうと、それから取り外して長期保管していた場合は、調子が悪くなる要因を作る恐れもありますし、そもそも取り外す手間暇を考えるとそのままにしておいた方が全てにおいて良いのでご参考にどうぞ。