ガラス水槽2本をピッタリと並べてヒーター1本で冬の水温管理

日本の冬は沖縄を除き、殆どの都道府県で気温が下がりが暖房器具が必要になりますし、屋外の水槽やビオトープの水が凍ってしまうこともありますので、熱帯魚を飼育する場合屋外ではビニールハウスでもない限りは飼育が難しい環境になってしまいます。

また、室内の環境であっても保温性が高い高級マンションなどでしたら暖房器具がなくても室温が20度以下にならない物件もありますので、冬場でもヒーターは必要無いのですが、一般的な住宅の場合は冬場になると室内の環境でもヒーターが必要になります。

この水槽用のヒーターなんですけど、価格はそれほど高くなくて数千円も出せば、最近ではサーモスタット一体型のヒーターが購入できますので、それほどの金銭的な負担はないのですが、実は電気代が水槽クーラーと同じくらい必要になるのが欠点ですね。

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ガラス水槽2本をピッタリと並べてヒーター1本で冬の水温管理。

 

案外知らない人も多い、日本の冬場の水槽の管理方法なんですが、実は同じサイズの大きさの水槽をピッタリとくっつけて設置していると、どちらか片方の水槽のみに水槽用ヒーターを設置しておけば、両方ともほぼ同じ水温で維持ができるので大変お得です。

これの原理はとても簡単でガラス水槽をピッタリとならべて設置していれば、水温が隣の水槽にガラスを伝って伝わりますので、ヒーターを設置している水槽の水温に隣の水槽の温度も設置されるからであり、時間はかかりますが一度温度が揃うと後は楽です。

この方法で冬場の水槽を管理すれば、ヒーターも1本だけあればよいですし、電気代もヒーター1本分の電気代で2本の水槽の管理維持が出来ますので、大変オトクに日本の寒い冬の水槽管理が行なえますから、興味がある方はチャレンジする価値はあります。

 

 

ガラス水槽を2本ぴったり並べる際には水槽台に十分注意する。

 

ガラス水槽を2本並べて設置する場合、1本だけ水槽を設置する場合よりも水槽台の選定により注意が必要になりますので、頑丈な一点ものの木材から作られた水槽台などを選んでおいたほうが良くて、通常の水槽台は2本並べての設置は想定されていません。

その理由としては、水槽台に2本の水槽を並べると負荷が分散されて2つ分の水槽の負荷が水槽台に常にかかる状態になり、大抵は水槽台が弱い場合は水槽台の中央部分が歪んできてしまい最悪横に並べているガラス水槽が破損してしまう恐れがあるからです。

ですからガラス水槽を2本横に並べて設置していれば、確かにヒーター1本だけで2本分の水槽の水温管理をすることが出来るのですが、水槽台が弱いと水槽台に均等に早々以上に重くなる水槽の負荷が掛からずに水槽台が中央から破損してしまう事になります。

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エゾモモンガが身体を寄せ合って寒さを防ぐ対策によくにていますね。

 

北海道の冬は他の日本のどこよりも気温が低くなり、外気温度はマイナス10度位になる地域もあるらしく厳しい寒さの環境でキツツキなどの穴をつかって生息をしているエゾモモンガたちは、コケを巣穴に敷き詰めて身体を寄せ合って寒さをしのいでいます。

エゾモモンガ達に限らず、動物や人間などでも暖房機がない環境で生活をしている場合は、体を寄せ合ってじっとしているとお互いの体温が保たれて暖かく過ごせるわけですが水槽もそれと全く同じで、まったく同じ水槽を並べていると温度が同じになります。

水槽を2本並べて、片方の水槽だけにヒーターを設置して、それで電気代を節約して飼育するのはかなり古典的な飼育方法であり、枠なしのガラス水槽が発売された頃から誰が始めたのか分かりませんが、いつの間にか自然に広まった節約方法になります。

※基本的に30cmキューブ水槽を2本並べて使う場合は殆どの場合で問題ありませんが、45cm水槽を90cm水槽台に設置する場合は、水槽台の強度がかなり強い物が必要になりますので、利用する際の水槽台の強度には必ず注意してお試しください。

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