プレコの餌を与える場合ラムズホーンを定期的に駆除する理由

プレコの餌を水槽に投入して餌として与えている環境の場合、ピンクラムズホーンが水槽の中にいると、定期的にピンクラムズホーンを駆除しておかないと本来餌を食べるべきプレコやオトシン等が十分に餌を食べれない状態になりますので駆除を行います。

ピンクラムズホーンはあらゆる環境に適応していき成長速度も繁殖力も桁違いに強い貝で、見た目に不快感をもたらす卵を大量に水槽のガラス面に産み付ける事もあり、色々と問題があるのですが、役に立つメリットも大きいので飼育している人も多いです。

ピンクラムズホーンは他にあらゆる魚やエビ達に害を与えることはありませんし、余った餌などを積極的に食べてくれたり、メダカやミナミヌマエビ、レッドビーシュリンプ等が死んでしまった場合は、その死体をあっという間に食べ尽くしてくれる貝です。

 

 

プレコの餌を与える場合ラムズホーンを定期的に駆除する理由。

 

プレコの飼育をしているのであれば、ロイヤルプレコ系を除き、大半の人がプレコタブレットと呼ばれている餌を与えていると思いますが、プレコタブレットは大きめの植物性の原材料をタブレット状に固めた餌なので、他の魚やエビなども好んで食べます。

ただ、ピンクラムズホーンが大量に水槽にいる場合、匂いでわかるんだと思いますが、プレコタブレットにあっという間に集団でピンクラムズホーン達が集まり、ミツバチがオオスズメバチを殺す際にやっている蜂球のような状態になることが多いのです。

そうなると、本来プレコタブレットをかじりながら食べるプレコが全く餌を食べれない状態になってしまって、ピンクラムズホーンの集団が大量にプレコタブレットに噛み付いて最後まで食べてしまいますので、結局プレコは十分に餌を食べれなくなります。

 

 

大食漢のプレコが餌を十分に食べれないと餓死の危険性があります。

 

基本的にプレコやオトシン系の吸い付きナマズは体が小さくても大食漢な種類が圧倒的に多くて、大量の餌を必要としますので、それで水槽の苔を毎回綺麗に食べてくれるわけですが、コケだけでは餌が足りないのでプレコタブレットを与えて育てていきます。

プレコタブレットを毎回、本来は余った餌を処理するために水槽に投入しているピンクラムズホーンが片っ端からすぐに食べてしまい、プレコが食べれない状態になると、プレコが餓死する可能性もありますので、まずはこの状態を改善しないといけません。

ピンクラムズホーンはプレコの餌を毎回独占して大量に食べていきますので、どんどん成長をしていくことになりますし、この貝もプレコに負けずと大食漢な貝ですから、プレコタブレット等はあっという間に食べ尽くしてしまって独占してしまうのです。

 

 

プレコタブレットに蜂球のように集まるラムズホーンはまとめて駆除。

 

余談ですが、巣の中に侵入してきた最大の天敵であるオオスズメバチをミツバチ達が集団で取り囲んで体温を高くして、高温に耐えれないオオスズメバチを蒸し焼きにする方法でミツバチはこれまで子孫を残してきましたが、ニホンミツバチのみの話です。

ハチミツを製造するのに都合が良いセイヨウミツバチの場合、元々日本に生存していたハチではなくて外来種なので、オオスズメバチから巣を守る手段を持っておらず、オオスズメバチが襲撃してきたら必ず巣が壊滅するので日本には帰化出来ないそうですね。

セイヨウミツバチは海外では外来種なのに帰化してしまって養蜂場から脱走した個体が爆発的に野生で繁殖をしているのですが、日本の場合は世界最強のオオスズメバチが野生にいる都合上、セイヨウミツバチは帰化できずに自然のバランスが保たれています。

まあ、見た目がニホンミツバチの蜂球のような状態で、プレコタブレットを食べ尽くしてプレコが餌を食べれなくなると、必ず餓死状態になってしまいますので、定期的にピンクラムズホーンを駆除しておけば良いですし、それでも勝手に増える生命力です。