最近では庭やベランダの余裕があるスペースを上手く使って水場を作り、そこで水生植物を飼育させるビオトープが結構流行ってきていて、狭いスペースを上手く使ってミニ庭園のような環境を作って趣味と癒やしの効果を求めている人が増えてきています。
ビオトープについては巨大な庭園のような物もありますし、小さな睡蓮鉢を使ったビオトープまで様々なんですが共通点としては水場と緑の植物等が共存しているより自然に近い環境を作ることであり、そうなるとメダカやエビなどの飼育が自然と完成します。
ビオトープを立ち上げた場合、その環境によって異なりますが、荒木田土や黒土等を大量に使ってビオトープ環境を用意するのであれば、ドジョウやミナミヌマエビの格好の飼育環境が自然と構築されますので、是非ビオトープのお供として飼育しましょう。
荒木田土のビオトープならドジョウの飼育をしてみよう。
一般的な水槽とは異なり、ビオトープの場合はメダカやミナミヌマエビの飼育がメインではなくて、あくまで睡蓮や浮草等の植物の育成がメインになっていることが多くて、魚やエビはおまけになっていることも少なくないのですが飼育環境としては完璧です。
何故なら、水場で育つ植物を育てる場合は必ず大量の土を使いますので、腐葉土や黒土、荒木田土等の色々な土を混ぜ合わせることもあるかもしれませんが、荒木田土を使っているビオトープであるなら、ドジョウやミナミヌマエビの飼育がお勧めです。
ドジョウやミナミヌマエビは荒木田土が敷き詰められている環境を大変好む傾向がありますし、ドジョウは土の中に潜ってほじくり返して畑を耕すような行動をしてくれて、水草などがより健康的に育ってくれる様になりますし、ミナミヌマエビも同様です。
ドジョウは田んぼに近い環境を大変好むのです。
ビオトープと言えば、メダカやミナミヌマエビ等の小さな生き物を飼育する人が多くて、ドジョウを飼育する人はあまりいないのかもしれませんが、ドジョウは田んぼのような環境を大変好むことや丈夫で寿命が長い魚ですから、愛着も感じてきます。
また、ドジョウは荒木田土を使った環境で飼育するのが最も適した魚になりますから、荒木田土を使った環境でドジョウを飼育していないのはもったいないとしか言えませんので、ビオトープに荒木田土を使っている場合はドジョウは是非とも飼育したいです。
価格も1匹100円前後とお安く購入できることが多いドジョウですから、ビオトープのような本格的な水場で飼育をする際にも予算の負担も殆どありませんし、餌も雑食なので適当にザリガニのエサを与えていれば勝手に成長してくれますから飼育も楽です。
ドジョウを飼育する上で注意するのは導入時のジャンプ。
荒木田土を使ったビオトープの環境であれば、是非とも飼育をして頂きたいドジョウなんですが、大変丈夫で水が殆どなくなっても荒木田土や黒土の中に潜って生きているドジョウは、うっかりビオトープの管理が出来なときでも上手く生き残ってくれます。
メダカやミナミヌマエビの場合、水が蒸発して殆どなくなってしまったら死んでしまうのですが、ドジョウの場合は管理者が忙しくてビオトープの管理が出来ない状態で水が殆どなくなっていても、簡単には死なないこともビオトープでおすすめする理由です。
ただ、ビオトープの荒木田土の厚さはある程度の深い状態にしておかないと、ある程度湿った環境でないと流石にドジョウも死んでいまいますので、ビオトープの荒木田土は深めに設定しておく事と初期導入時にドジョウはジャンプし易いので要注意ですね。
ドジョウは環境が変わってしまうと、ストレスなどを感じて水槽の中を泳ぎまくったりジャンプをしてその環境から脱出しようとすることが多いのですが、ビオトープ環境の場合は結構落ち着いてくれることも多いので、暫くは様子を見て安全を確かめます。