以前、デンキウナギの飼育法について相談をされていて、その時には流石にデンキウナギの飼育経験がないので回答が難しくて、結局はデンキウナギを現役で飼育している水族館に相談をしたほうが良いと言った回答になったのは、まあ仕方がない感じです。
そもそも自分が飼育したことのない魚について、その飼育方法を説明することは出来ませんしデンキナマズであれば飼育経験があるんですが、デンキウナギについては周囲にも飼育をしている人がいませんので、予測はできるんですがやはり回答は難しいです。
個人で飼育している人がいるのか?謎多きデンキウナギについて、アマゾンを見ていたら18㎝位の稚魚がネット通販で販売されていたので驚いたんですけど、今の時代はデンキウナギであっても個人でネット通販で気軽に購入出来る時代のようですね。
デンキウナギの稚魚の安易な購入はやめておいたほうが良いです。
アマゾンの公式サイトでデンキウナギの稚魚が売られていて、簡単に誰でも購入できるからと言っても、誰でも簡単にデンキウナギを飼育できるかどうかについては全く別の問題であり、殆どの人がデンキウナギを購入しても持て余すことになるでしょう。
大きさは18㎝位の稚魚のようなんですけど、確かに稚魚のときであれば60㎝水槽があれば飼育できるのかもしれませんが、デンキウナギは200㎝クラスと相当大きくなることや、ウナギと言っても体が硬い魚のため、オオウナギクラスの水槽が必要です。
実際に200㎝クラスのオオウナギの飼育をしている人がいますけど、それは大きな特注品の水槽で飼育していて、奥行きも高さも桁違いの大きさですし、他の魚を飼育することが出来ませんので、単独飼育でオオウナギだけを水槽で飼育している状態でした。
デンキウナギを購入する際には事前に水族館に相談しましょう。
稚魚のときでしたら、60㎝水槽があり一般的な魚の飼育経験や知識があれば飼育できるであろうデンキウナギであっても、最終的には200㎝クラスの大きさになり、凄まじい電流を発生する扱いが難しい魚ですから、素人が手探りで扱うのは大変危険です。
また、最終的な飼育設備や飼育方法についても、この類いの珍しい魚の場合、データやノウハウはやはり実際に長期飼育している水族館に確認を取っておいたほうが絶対に良くて、質問をすれば大抵は親切に回答してくれますので、相談するのがお勧めです。
大きさだけで言えば、200㎝から300㎝クラスのアクリル水槽で、濾過はオーバーフローで水槽の天井に頑丈な蓋をした状態で、温度管理と水質管理を徹底していれば、それ程飼育は難しくないのかもしれませんが、やはり命にかかわる電流が心配ですからね。
デンキウナギの体は頭の部分だけで後は全て発電器官らしい・・・。
以前、デンキウナギの解剖の写真などを見たことがあるんですけど、デンキウナギノアの長い体の中で、体は頭の部分だけであり、心臓から何から全てが頭の部分に集中していて、肛門すら首の付根にあるのがデンキウナギの特殊な体の構造になります。
そして、首から後ろの長い胴体の部分は全て、電気を発電する器官になっているらしくて、普通の魚とはかなり異なる体の構造になっているは興味深いんですけど、発電器官の部分を除けば、頭部分だけあれば何とか生きていける魚なのか気になりますね。
デンキウナギに興味を持った人は、ネット通販で稚魚を購入する前に、本当に最後までデンキウナギを飼育できるのか?、寿命や電気代、エサ代などの掛かるコストや特殊な飼育方法について、専門知識のある水族館に相談をしてから購入を決断しましょう。