卵から孵化したばかりのメダカの稚魚のことを針子と呼ぶ人も多く、何故そのような名称なのかは実際の生まれたばかりのメダカの稚魚を見ればわかりますが、本当に針の子供のような細い体をしていて頭の部分が針の糸を通す太い部分にそっくりなのです。
それで、メダカの稚魚はかつてから針子と呼ばれているのですが、オトシンネグロやインペリアルゼブラプレコの稚魚も親とは全く違う形状をしていて、オバケのQ太郎のようなデザインなので、稚魚を見ていると時間を忘れて見入ってしまう人も多いですね。
それとは異なり、メダカの稚魚の場合は小さいながらも親メダカと殆ど同じ形状をしているので、普通に魚っぽい感じがしますから、プレコ系の稚魚が如何に面白い形をしているか、コミカルな仕草をしているのかについては、一度見ていただきたいです。
メダカの針子と稚魚を一緒に飼育することは出来るのか?
このメダカの針子(生まれたばかりのメダカの稚魚)とある程度成長をした稚魚を同じ水槽で飼育できるのか?、不安になっている人がいらっしゃるようなのでそちらの回答を言ってしまえば、稚魚が1㎝以内でしたら針子と同じ水槽で飼育は問題ありません。
ただ、1㎝を超えてくるメダカの稚魚になると、そこから急激に成長する個体も出ますし、1.5㎝位から2㎝位になると針子が襲われてしまう危険性がありますので、できるだけ早い段階で水槽を別にしたほうが良いので親と同じ水槽に移動させておきます。
針子の場合はネットで掬うとショック死してしまう場合がありますので慎重に扱わないといけないのですけど、1㎝位の成長しているメダカの稚魚の場合は問題なくネットで掬うことが出来ますので、水槽を移動させる時もときに気を使う必要はありません。
メダカの針子と稚魚が喧嘩をしているけど大丈夫なの?
メダカはメダカの学校という有名な歌をしている人から見れば、おとなしい魚のイメージがあるかもしれませんが、実は大変縄張り意識が強い魚であり、それは生まれたばかりの針子の時から始まっていて、当日から他の針子と喧嘩を行うのは普通です。
その為、ある程度成長してる稚魚と生まれたばかりの針子が喧嘩をすることも珍しくないのですが、別にそのまま放置しておいて構いませんし、襲って食べてしまう事はありませんので、喧嘩をしているな?と思っても、特に気にせずに飼育をして大丈夫です。
メダカの針子の注意点としては、メダカの親と同じ形状をしているとは言え、とても体が小さいのですから、兎に角デリケートな存在なので、水槽から移動させる際にはスポイトやコップなどを使って周囲の水ごと移動させるようにしておけばとても安心です。
メダカの針子はサテライトで飼育をする殆ど同じ大きさになります。
メダカの針子の飼育をしていると、屋外の水槽の場合はその成長速度に大きな差が出ることも多くて、放置しておくと1匹だけが以上に成長してしまい、他の針子や稚魚を片っ端から食べてしまうこともありますので、定期的に成長速度を確認していきます。
メダカの針子と1㎝位の稚魚は同じ環境で飼育できますが、2㎝以上に短期間で成長した稚魚が水槽の中にいる場合、短期間で他の針子や稚魚を片っ端から襲って食べてしまいますので、そうならないように特にグリーンウォーターは薄めにしておいて下さい。
育てているメダカの針子や稚魚の大きさをなるべく揃えたい場合、室内水槽のサテライトLで育てると、不思議と同じくらいの大きさで成長をしていきますので、屋外で個体差がバラバラで困っている人は一度サテライトLを使って育ててみて下さい。