メダカと山葵とクレソンを育てる趣味を超えたビオトープ

自宅のベランダや庭が自然観あふれる庭園に早変わりするビオトープは、特に女性の方に大変人気であり、限られたスペースを有効に使い、日々工夫をしながら見た目に拘った水場を作っていく人が多いのですが、中には湧き水を自宅に引く人までいます。

山にある冷たい湧き水を許可を取ってから工事を行い自宅まで引き、その冷たい山の湧き水を使って自宅の庭でビオトープ内で水を循環させて、それは素晴らしい環境を作られていたのですが、驚いたのはビオトープで育成されている水棲の植物でした。

通常、ビオトープでは睡蓮や各種綺麗な浮き草等が育成されることが多くて、それらを育てる場合でしたら水を垂れ流しで循環させる必要はありませんし、山から湧き水を自宅に引く必要もないので気になっていたのですが、実際のピオトープを見て納得です。

まさか、自宅の庭でこんなビオトープを作っていたとは驚きだったんですけど、そのビオトープで育成されていた植物は山葵とクロソンであり、なんでも、ピオトープ以外にも料理も趣味なので、本格的な料理ように山葵とクロソンを育てたかったそうです。

 

 

自宅のピオトープで山葵とクロソンを育てている人は初めて見ました。

 

ちなみに山葵のことはわさびと読みますので、普通に寿司や蕎麦等の日本料理で使われる薬味であり、通常、山葵は相当水が綺麗で冷たい山の山頂でしか育てることが出来ませんし、そういった場所に自然育成している植物でありクロソンも同じになります。

その山葵とクロソンで自宅の庭でビオトープを作り、ビオトープというよりももっと高度なイメージが有るんですけど、山葵とクロソンで綺麗にレイアウトをした場所に冷たい山の湧き水を垂れ流しで循環させることにより、相当きれいな水を保っています。

また、その中にはメダカが泳いでいて、水が冷たい山の湧き水ですから産卵活動をすることは無いのですけど、山葵が浮かんでいる水槽にてメダカが泳いでいる光景は滅多に見れませんので、かなり貴重なものを見てしまった印象がとても強かったです。

ミナミヌマエビももちろんビオトープの水槽の中にいたのですが、水温が低いので産卵をすることはなく、メダカと同じで本来は清流や山の湧き水の環境での飼育には適していないのですが、そこを上手く解決していたようで、何だか不思議な水槽でした。

 

 

自宅で山葵とクロソンメインのビオトープを立ち上げるのは難しい。

 

自宅で山葵のビオトープを立ち上げたいと思っても実は山葵を育成するのは相当難しくて、綺麗な水を常に垂れ流し出来る環境が必要になりますし、水温も低くて山葵の育成に適している水場確保が最低条件になっている上にそれなりの知識が必要になります。

また、山葵を育成するための山の湧き水を自宅まで引くのには工事だけでも相当なお金がかかりますので、興味があってもお金に余裕がある人しか実現できませんし、都会のマンションでは絶対に無理で田舎の一戸建てで庭がある住宅である必要があります。

ただし、それがクリア出来る人であれば、やってみる価値があると思いますし、山葵やクロソンを育てるのは相当な楽しみがあるらしくて、料理でそれを使うことが目的なので、ビオトープいうよりも、農業に近いものがありますし技術も必要になります。

メダカやミナミヌマエビは水温が0度位になっても死ぬことはなく、普通に飼育することが出来る生き物ですか、このような大変珍しい山葵やクロソンを育てるためのビオトープの場所でも大活躍することを考えると、相当広い範囲で飼育が可能になります。

本来はミナミヌマエビやメダカの飼育には全く向いていない環境であり、清流に住んでいるアジメドジョウやアマゴ等が普通に育てれるような環境ですから、そちらを育てても良い気がするのですが、山葵とクロソンが綺麗に並んでいる庭はとても綺麗でした。