屋外に設置している水槽というのは、常に外敵から襲撃される危険性がありますので、いつの間にか金魚がいなくなってしまった・・・、このような相談を受けることが多いのですが、金魚は最も天敵に狙われやすい魚であることを知っておいて下さい。
金魚は大きさも手頃で色も大変目立つ魚であり、本来は泳ぐ能力も高いのですが狭い水槽の中では逃げようがありませんので、野良猫やイタチ、サギに見つかってしまうと、何回でも水槽が襲撃されてしまって毎回水槽から金魚がいなくなってしまいます。
ただ、ある程度大きな池でしたら野良猫やイタチでは全く手が出なくなりますので、その際の天敵は巨大なサギなどの鳥になる訳なんですけど、大型の鳥は想像以上にパワフルであり、水槽や池を防御しようとしてもなかなか防衛が難しい状況が良くあります。
鳥よけはネットが簡単なんですけど見た目がイマイチなのです。
ある程度大きな池の場合、イタチや野良猫からの襲撃は防げても、大きな鳥の襲撃は防ぐことが難しいことや、発泡スチロール水槽と比べても池はかなりの大きさになりますので、その池全体を鳥よけのネットで防ぐのは結構手間暇がかかります。
また、折角の池を全て取りの防護ネットで覆ってしまうと観賞用に差し支えますし、景観の問題もあり、出来れば業者みたいな環境で金魚の飼育はしたくない人も少なくなくて、その場合は巨大な錦鯉を代わりに飼育して鳥の襲撃を防衛します。
錦鯉は相当大きくなりますので、もはや天敵が存在せず、錦鯉を襲うような巨大な猛禽類は日本の住宅地には存在しませんので、ナマケモノを襲って食べているオウギワシクラスの巨大な猛禽類でもいない限りは、錦鯉を襲うような鳥は出てこないでしょう。
その為、池で魚の飼育をしている人は金魚ではなくて錦鯉を飼育している人が殆どであり、少数金魚を池に入れている人もいらっしゃいますけど、金魚だけを飼育している池って多分見たことがある人っていないのではないでしょうか?
最強の鳥よけの正体は小菅村の管理釣り場にヒントが有りました。
奥多摩に行ったことがる人がどれくらいいらっしゃるのか分かりませんけど、奥多摩にはニジマスなどを釣る人口の釣り堀が結構あったり、河川をせき止めてニジマスの釣りができるような場所も沢山ありますので、釣りが好きな人なら結構利用しています。
その奥多摩の山奥に行けば、殆ど小菅村に近い場所にフライが楽しめる釣り池があり、そこにはニジマス等の魚が沢山放流されていて、かなり大きな池で釣り専用なのでネットで防衛することも出来ないので、そのままではサギ等にニジマスが襲われます。
サギも錦鯉を襲って食べることは出来ませんが、案外口が大きくてお手頃サイズのニジマスやイワナでしたらアッサリと飲み込んでしまいますから、折角の釣りの対処魚が襲われてしまったら商売になりませんので、とある方法で鳥の被害から防衛しています。
その方法というのが、巨大な猛禽類の置物であり、実際に現地に行けば分かりますけど、結構リアルに作られていて、それを池の目立つ場所に設置することにより、サギなどの鳥たちが怖がって池に近寄ってこなくなるといった面白い対処法なのです。
小菅村の小菅トラウトガーデンに現物があるので参考になります。
最初に見た時には、こんな猛禽類の置物でサギなどの巨大な鳥の集団の襲来を防げるのかな?と思っていたんですが、どうやら本当にこの猛禽類の置物だけで、鳥の集団の襲来を防げるらしくて、案外こういった方法もあるのかと関心したものです。
興味があれば、現物がありますので、小菅村の小菅トラウトガーデンに一度行ってみて下さい。自然環境も良くて車がないと移動ができませんけど、何回行っても良い場所です。ただし、大渋滞が発生する事が多いので都内からは午前5時位には出ましょう。