4月になり暖かくなってくると、メダカやミナミヌマエビが産卵活動を始めたり、活発に水槽の中で動き始めたりする事になりますので、飼育と繁殖を同時に楽しめる飼育者としては楽しい季節になる訳なんですけど、この時期特有のトラブルもあります。
それは、水槽の中を見ていたら、突然、変な見たこともない貝が沢山発生していて、水槽のガラス面などを動きまくっているといった状態になることであり、恐らくこの状態になったことがある人って結構な数いらっしゃるのではないでしょうか?
水槽に入れた記憶もないし、いつからいたのかもわからないけど、次々と小さな黒っぽい貝が水槽の中に発生していき、最終的には手がつけられない程の多くの貝が水槽の中で確認できるようになり、どうしたらいいのか分からなくなる状態になります。
水槽の中に突然発生する貝は厄介な侵入者として有名なスネール。
この、突然水槽の中に大発生する貝は、一般的にスネールと呼ばれていて、正式名称はサカマキガイと呼ばれている貝であることが多く、アクアリウム貝での害虫のような扱いになっている貝ですので、一度でも水槽に侵入された大変です。
スネールが突然水槽に発生する原因は、大抵は水槽内に持ち込んだ、他の水槽から移動させた水草や流木であることが多くて、特に水草の場合は、無農薬環境で育成をしているような水草でしたら稀にスネールが付着していることがあります。
ただ、水草の販売業者側も、スネール対策にはかなり気を使っていますので、そう簡単にスネールが付着している水草を販売することはないのですが、絶対についていないとも言えない部分があり、万が一スネールが付着しているとそこから侵入します。
スネールはミジンコなどの微生物とは異なり、勝手に水槽内で発生することはありませんので、必ず何処か別の場所から、何かに付着をしている状態か、卵の状態で侵入してきますから、管理者はそれを把握して対策をしておく必要があります。
基本的にスネールは見つけたらその場で駆除を繰り返します。
スネールは見ての通り大変小さな貝であり、更には生命力と繁殖力がとても強い為、そのまま水槽内に放置をしておくと、他のどの生き物よりも爆発的な速度で繁殖をしていきますので、確認次第できるだけ早い段階で駆除をしていく必要があります。
ついつい、うっかり駆除を忘れてしまう人もいらっしゃるんですけど、一ヶ月間くらい放置しておくと、それは凄まじい数のスネールが水槽内で繁殖してしまい、駆除をするのも容易ではなくなりますので、本当に早期発見と早期解決が重要になります。
スネールが侵入してしまっても、直ぐには気が付かないことも多く、サイズも小さいスネールの場合は特にその傾向がありますから、気がついた時には水槽内が卵だらけになっていたり、スネールが大繁殖をしていることもありますが、放置はできません。
スネールの駆除の方法にも色々な方法があるんですけど、初心者の方でしたら見つけ次第水槽から取り出すとか、ミナミヌマエビがいる場合は、水槽内で潰してミナミヌマエビの餌にする方法もありますので、片っ端から駆除をしていくことになります。
私の場合は、水槽から取り出すのが面倒なので、スネールを水槽の中で見つけたら、片っ端から割り箸などで潰してミナミヌマエビの餌としてスネールを駆除していました。