流木を水槽に投入したら、水槽の水が黄色くなってしまって、飼育している魚やエビが死んでしまうのではないか?、と心配していた方からのご相談なのですが、実際には特に飼育している生体に問題はありません。
見た目が魚用の薬を使っている状態に近いものがありますから、驚くのも無理はありませんが、水が黄色くなる事によって、例えばメダカが死んでしまう事はありません。
実際に飼育していたのは、ヨシノボリ、メダカ、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビになるのですが、このような飼育をしている場合、水槽の水が黄色くなる事よりも、飼育している生体の組み合わせに致命的な問題があります。
ヨシノボリは口が大きい肉食魚なので要注意です。
その理由については、ある程度飼育に詳しい人ならすぐにわかると思うんですけど、ヨシノボリというのはミナミヌマエビを積極的に襲って食べてしまいますし、メダカも襲って食べる事も普通にあるからです。
なぜなら、ヨシノボリはそもそも肉食系の魚ですから、口に入るものであれば積極的に襲って食べる修正がありますし、見た目がそれほど大きくなくても、口はかなり大きく開きます。
また、この中で最も強い立場であるヤマトヌマエビに関しても、ミナミヌマエビやメダカを襲って食べてしまいますから、本来は同じ環境で飼育をしてはいけない組み合わせになっている為、早急にサテライトなどを用意して隔離する必要があります。
体が大きいヤマトヌマエビに関しては、ヨシノボリに襲われる事はありません。
アクアリウム専門店で購入した流木でも水槽の色が変わる事がある?
この場合、その辺で適当に拾ってきた流木を使っている訳ではなくて、チャームさんなどのアクアリウム専門店で購入したアク抜き済みの流木を使っていますので、安心してそのまま水槽に投入したら水が記録なる訳ですから、驚くのも無理は無い話です。
ただ、アク抜き済みの流木の場合であっても、水槽の水が黄色くなる事がありますから、そうなった際には、ある程度時間をかけて流木が原因による水が黄色くなる問題を解決していく必要があります。
実際に見た目ではそれを判断する事はできませんし、アク抜き済みの流木として売られている以上は、購入した流木が偶々、水槽内の水を黄色くするような個体であった場合、それに合わせた対応方法をとる事になります。
アク抜き済みの流木であっても水の色が変わる事があります。
流木自体が自然の木をそのまま利用した水槽内のオブジェクトになりますので、天然素材な訳ですから、工業製品のように常に安定した品質を保っている訳ではありませんので、アク抜き済みの流木であれば、特に生体に問題になるトラブルはありません。
ただし、水槽の色が変色するトラブルが発生する可能性が無い訳ではありませんので、そうなってしまった場合は、流木自体を取り出すか、水槽内に設置したまま時間をかけて黄色い水を透明な水にしていく必要があります。
流木を水槽から取り出す場合、屋外にバケツなどを用意してその中に沈めておくだけなのですが、その間は流木が使えなくなりますし、この方法でもそれなりに時間がかかる場合もあります。
水槽の中に設置したまま、水を透明にする方法に関しては、水替えの頻度をあげて交換していくしかありませんので、飼育している生体に影響が無い範囲でしばらくの間はお多めに水を交換していく事になります。
その後は、流木を入れても水が黄色くなる事はありませんから、後は好きなレイアウトを組んで鑑賞を楽しんでいく事になります。