稚エビが濾過フィルターに吸い込まれない対策|エーハイム2213

ミナミヌマエビやレッドビーシュリンプの飼育をしていると、誰しも必ず一度は経験する典型的なトラブルとして、生まれてきた稚エビがいつの間にか水槽の中からいなくなっているといった状況になることがよくあります。

稚エビというのは大変抵抗力が弱い生き物ですから、ちょっとした環境の変化や水質の悪化などでもあっさりと死んでしまいますので、もしかしたら生まれてきた稚エビは全滅してきたのではないか?と思うことでしょう。

実際に、耐久性の高いミナミヌマエビはともかく、繊細なレッドビーシュリンプの稚エビの場合は、生まれてきてもなぜか必ず死んでしまうような状態になっている人も多いですから、本当に全滅していることも普通にあります。

 

 

水流に弱い小型の魚やエビの飼育は外部式フィルターが基本です。

 

基本的な話として、メダカなどの小さな魚は水流に極端に弱い魚ですから、どのように完璧な水合わせをしていたとしても、濾過フィルターが発生させている水流や、エアーポンプが作っているエアレーションが強すぎるのはよくありません。

それと合わせて、濾過フィルターというのは、能力が高いほど良いわけですから、結論から言えば、小さな魚がいる水槽で安定して飼育をしたい場合、外部式濾過フィルター以外はあまりお勧めできないことになります。

ドジョウ、ヨシノボリ、ヤマトヌマエビなどでしたら、上部式濾過フィルターであっても、安定した飼育をすることが可能ですが、メダカやミナミヌマエビの場合は、あまりお勧めすることができませんし、メダカの場合は寿命が極端に短くなります。

機能性、性能、価格、信頼性、補修部品の豊富さ、どれを取っても、エーハイム2213外部式濾過フィルターが最もお勧めできるフィルターになります。

created by Rinker
エーハイム
¥14,300 (2024/11/04 09:08:54時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

メダカの飼育や稚エビの飼育をする際にはナチュラルフローパイプ。

 

エーハイム2213は元々水流も程よい感じですから、60cm、30cmクラスの水槽につけてもエーハイムプロフェッショナルと呼ばれる、巨大な上位モデルのように、洗濯機のような状態になることはありません。

しかし、それでも純正の状態では水流が強すぎるので、エーハイムのオプション品である、ナチュラルフローパイプを取り付けておくと、メダカや稚エビであっても安心して飼育することができます。

純正の場合は、水槽内に設置する水が出てくるパイプの水を、水槽のガラス面に当たるように設置すると、ある程度の水流を抑えることはできるのですが、30cm水槽ではパイプを切断しないといけませんし、音もうるさいですからお勧めできません。

エーハイム2213の水流であっても、メダカや稚エビにはあまりよろしくない訳ですから、他の同じくらいの能力を持つ濾過フィルターの水流がいかに強すぎるものであるかがよく分かりますね。

created by Rinker
エーハイム
¥2,280 (2024/11/05 01:46:51時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

エーハイム2213を設置している際に稚エビがいなくなるトラブル対策。

 

エーハイム2213を水槽に設置している場合、そのままで稚エビがいる水槽を回していると、いつの間にやら稚エビがいなくなってしまっていることがよくあります。

稚エビの場合は耐久性が低いために、何かしらの原因があり、絶滅してしまうこともよくあるのですが、エーハイム2213で最も多いトラブルが、稚エビがそのまま吸い込み口から引き込まれてしまって、濾過フィルター内部に流されてしまうケースです。

実際問題として、ミナミヌマエビなどでしたら、この濾過フィルターのろ材が詰まっているケースに流されてしまっても、その中で普通に成長をしていく個体が多いのですが、毎回掃除の際にそれに注意するのも疲れるというものです。

また、濾過フィルターの中に稚エビが流されるとショック死してしまうこともありますし、生きていたとしても観賞用にはあまり適している状態であるとは言えません。

その際にどうしたら、稚エビが濾過フィルターの吸い込み口から吸い込まれるのを防げるかと考えると、テトラのスポンジフィルターをつければよいと考える人が多いのではないでしょうか?

 

 

稚エビの吸い込みを防ぐにはcharmさんのスポンジフィルターがお勧め。

エーハイム2213の水槽内の水流を取り入れるパイプから、稚エビが吸い込まれる訳ですから、そこにスポンジフィルターを取り付ければ防げるのは、誰でも考え付きます。

そこで、テトラのスポンジフィルターなどから流用しようとするのですが、実際に取り付けてみると、想像以上にスポンジフィルターが大きいことが殆どであり、見た目が水槽内を圧迫してしまいます。

これでは、観賞用に適しませんし、普通のスポンジフィルターの場合は、スポンジの目が細かすぎるため、直ぐに目詰まりをしてしまい、頻繁に掃除をしないといけませんから、それも面倒です。

しかし、なかなか思うようなスポンジフィルターがないので、皆さん困る訳ですね。

そこで登場するのが、charmさんで売られているオリジナルのスポンジフィルターであり、これは最初からエーハイム2213の吸い込み口に取り付けるように設計されているため、大きさもぴったりで、水槽内を限りなく圧迫しないようになっています。

また、スポンジの目が結構荒いため、目詰りしてしまうことも殆どなく、稚エビが濾過フィルターに吸い込まれるのを適切に防いでくれますから、大変お勧めです。

価格も安くて、使いやすくて、機能性も高いcharmさんのスポンジフィルターなのですが、予告なく仕様が変わっているようで、購入時期により異なるスポンジフィルターが発送されてきているようです。

ただ、あまり気になりませんし、普通に使えていますので、特に問題でありませんので、稚エビがエーハイム2213に吸い込まれて困っている人は是非お試しください。