メダカの稚魚|成長速度の違いはなぜ発生するの?

大量に誕生するメダカの稚魚を育てていると必ずと言っていいほど発生するのが、その成長速度の違いになる訳ですが、何故そのような違いが発生してしまうのでしょうか?

稚魚の成長速度に違いが出てしまうと、いわゆる共食いが発生するケースが大変多くて、稚魚を積極的に襲って食べるメダカの場合はその後の生存の有無に関わる問題ですか、こちらに関しては無視ができない状況になる場合があります。

 

 

稚魚の共食いは魚の場合はそれが普通なのです。

 

これはメダカだけではなくて、マグロやハマチなどの稚魚の飼育であっても同様で、先に成長をしてしまった個体が小さな個体を襲って食べてしまうのは、魚の世界では普通にあることですから、管理者側が対応する必要があります。

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親が子育てをするような魚の場合は、共食いは珍しいのかもしれませんが、卵を産んでその後は全く感知しないし子育てもしない魚の場合は、自分たちの卵や子供だろうと構わずに襲って食べてしまうのです。

人間の感覚でいえば、自分たちの子供を襲って食べるのはおかしいのでは?といった感覚になるのですけど、人間と魚の世界は当然全く違いますから、人間の常識で物事を考えてはいけない世界になります。

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何故メダカの稚魚の成長速度に大きな差がついてしまうの?

 

では、なぜ同じ時期に孵化したメダカの稚魚なのに、その後に大きく成長速度に差がついてしまうのか?と言えば、その答えは簡単であり、単純に餌を食べる量が異なるから、成長速度も異なるだけの話です。

当然、生まれつき大きくなりやすい個体、大きくなりにくい個体があるのでしょうけど、それよりも稚魚の段階では、どれだけ大量の餌を食べたかのかが重要になりますし、餌を食べれなかった個体は成長するどころか餓死してしまう世界です。

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ですから、同じくらいの量の餌を均等に稚魚に与えていれば、その稚魚たちは殆ど同じような大きさに成長していくのですが、大量の稚魚を育てている環境の場合、それをするのは困難ですので、餌を食べるのが得意な個体ほど早く成長することになります。

メダカの稚魚も、稚魚の時には大量に餌を与えないとその殆どが死んでしまう為、飼育者はより多くの餌を毎日何度も与えていく訳ですが、その多くの餌を独占して食べてしまうような個体がいた場合、他の個体よりも成長速度が極端に早くなります。

よって、飼育者の管理方法とエサのやり方次第で稚魚の成長速度をなるべく均等にすることができるのですが、そのような方法があるのでしょうか?

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サテライト環境で育てた稚魚は大きさが均等になりやすい。

 

屋外水槽などでメダカの稚魚を育てる場合、大量の稚魚がいる為、粉末の餌も大量に与えないといけないのですけど、そうなるとエサ取りが得意な個体ほど成長速度が早くなるのは仕方がありません。

その場合、室内水槽に設置したスドーのサテライトを使ってメダカの稚魚を育てると、餌を食べる量をなるべく均等にすることができる為、稚魚は同じような大きさで成長していくことになりますので共食い状態になることはありません。

その理由については、サテライトの環境が発泡スチロールなどと異なり狭いこともあるのでしょうけど、全体がすべて透明の為、エサ取りが得意な個体と下手な個体の差がでにくいのではないのではないか?と勝手に想像しています。

サテライトでメダカの稚魚を育てていると、逆立ちをして泳いだり、傾いて泳いだりしている個体をよく見かけるのですけど、すべてが透明な特殊な環境の為、平衡感覚などがうまく機能していないので、結果的に餌を食べる量が同じくらいになるのかもしれません。

興味があれば、殆ど同じ大きさで成長をしていくのが確認できますから、サテライトにてメダカの稚魚を育ててみてください。

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