メダカの安定的な長期飼育をしている人であれば、室内水槽だけではなくて屋外に設置している水槽でもメダカを飼育している人が結構多くて、そうしないといけない理由は単純に毎年メダカが増えすぎて室内だけでは管理ができなくなるからです。
しかし、屋外水槽といっても設置できる水槽には限界がある為、無限に水槽を用意できる訳ではありませんから、春から秋にかけて増えすぎたメダカはどうしたら良いのか?といった話になるのですが、特に心配する必要はありません。
大量にメダカの稚魚が誕生しても水槽容量に生存は依存。
気温が暖かい時期の産卵可能なメダカというのは、1匹が毎日20個くらいの卵を生み続ける為、その卵を全て隔離していくとそれは大量のメダカの稚魚が誕生してくることになる訳ですが、特に何もしないと殆どの稚魚は成長することなくいなくなります。
これは、水槽の大きさに合わせて勝手に生き残れる個体以外が淘汰されているだけの話ですから、それが可哀想なら水槽を増やすしかないのですけど、やはり限度というものがありますから、その人の管理できる水槽の数にはどうしても限界があるのです。
業者の様に巨大な池などの環境でメダカを大規模に繁殖させるのでしたら、1000匹、10000匹単位のメダカを増やしても容易に飼育することができるのでしょうけど、個人レベルではとてもそこまでの個体の飼育はできません。
そんな感じで、暖かくなると大量の卵を産卵するメダカたちなのですが、いきなり産卵できる訳ではなくて、産卵可能になるには1ヶ月くらいの準備期間が必要になり、それが春分の日以降に行われる様なイメージになります。
屋外水槽のメダカたちが産卵可能な体を作り始めるの頃。
今年の春分の日は土日を挟んで3連休になっていましたので、連休中に遠方に出かけた人も多いかもしれませんけど、メダカたちにとってもこの頃になると急激に水温が高くなりますから、活発的に水槽内で活動することになります。
先週位までは水槽の底でじっとしていたようなメダカたちであっても、毎年春分の日を境にして、水槽内を元気よく活発に動き回る様になりますから、それに合わせて管理者も春用の飼育方法を意識し始めておくと何かと便利なのです。
ただ、メダカの飼育の場合は特別なことをする必要はなくて、単純に冬場は抑えていた餌を段階的に通常通りに与える様にすれば良いだけであり、あとは勝手にメダカたちがその餌をたくさん食べて成長していくだけの話になります。
5月の産卵ラッシュに合わせて栄養価の高い餌をメダカに!
とても簡単でシンプルな話なのですけど、冬の時期に餌を与えるのを止めていた飼育者というのは、案外そのまま忘れてしまうことが多いですし、それでもメダカたちは特に問題がない為、結構そのままにしておく人が多い訳ですね。
そろそろ全国的に桜が開花する時期ですから、それに合わせて屋外水槽のメダカたちにも餌を与えていく様にしておくと、5月からの産卵ラッシュに合わせて体力ある体を作ることが可能になります。
この時期以降は微生物などが水槽内に大量発生する為、別に餌を与えなくても死ぬことはないのですが、屋外水槽のメダカたちに与える餌の量を調整して、栄養価が高い適切な量の餌を与える様にしてみてください。
メダカに適切な量の餌を与えた場合は、5月から始まる産卵ラッシュに備えて急激に成長してくれますから、その分、多くの卵が取れることになります。