遂にオトシンネグロが産卵の舞|大量の卵を水槽内で確認

ここ最近は、金魚が産卵ラッシュを迎えたり、メダカが少しずつ産卵をしている状態で、ミナミヌマエビも卵を抱卵している状態になっているのですが、遂にあの魚も一斉に産卵活動を開始したようです。

あの魚というのは、オトシンネグロの事であり、この魚はなかなか産卵をしてくれない事で有名なのですが、一度産卵を始めると一斉に水槽の中の魚が舞い始めて産卵をする為、その際には大量の卵と稚魚が誕生する事になります。

本当、オトシンネグロは産卵しないときは何年間も産卵しませんし、普段はおとなしく物陰に隠れているのですが、産卵する時だけは突然水槽の中で一斉に泳ぎ始めますから、毎度の事ながらよく生態が分からない魚の一つなのです。

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水槽クーラーとヒーターで年中25度に設定している水槽で飼育。

 

オトシンネグロを飼育している環境は60cm水槽にZC-100の水槽クーラーと200Wのヒーターを設置している為、一年中温度も25度に固定されていますし、照明はコトブキのフラットLED2個をタイマーで制御しているので、毎日が同じような状態なのです。

ですから、メダカや金魚を飼育している常温水槽や屋外に設置している水槽のように、4月になって暖かくなったから水槽の中の魚の行動が変わる事もなくて、常に一定の環境なのですが、今回の産卵と4月になった事となにか関係があるのでしょうか?

オトシンネグロの産卵を促す方法としては、大量に水換えを行う事が結構効果的なのですけど、水換えもいつも通りに毎週土曜日の午前中に10リットルくらいの水を交換している程度ですから、特別な事はしていません。

それで、いきなりの産卵活動をしている訳ですから、何かしら他に産卵を行うようなきっかけが水槽の中で発生しているのかもしれませんので、注意深くそちらを観察するもの良いかもしれませんね。

オトシンネグロは特に産卵活動については謎が多い魚なのです。

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オトシンネグロが産卵を開始したら注意するべき事について。

 

これまでに、オトシンネグロの繁殖は何度も行ってきて、100匹単位で稚魚を飼育したりしてきていますから、産卵活動さえ行ってくれれば、後はスムーズに成長させる事が出来る状態です。

しかし、その状態になるまでには何度も失敗をしてきていますし、メダカや金魚の稚魚を育てる感覚だと、間違いなく100%の確率で稚魚が全滅をしてしまいますので、事前に知っておくべき事が幾つかあります。

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なぜか、2213のストレーナーに産卵をするオトシンネグロ。

 

その注意点の一つとして、オトシンネグロが産卵をしている水槽というのは大抵がエーハイム2213のような外部式濾過フィルターを取り付けていると思うのですが、その際の濾過フィルターのストレーナーにスポンジをつけておく事が重要になります。

理由はよくわからないのですが、オトシンネグロはスポンジをつけていないストレーナーにやたら卵を産み付ける傾向があり、そのままにしておくと、卵から孵化した稚魚がいきなりストレーナーから濾過フィルターの中に吸い込まれてしまいます。

別に2213の濾過フィルターの中でも稚魚は数日程度生きていますので、中身を取り出して注意深く確認していれば稚魚を救済する事はできるのですが、それが10匹単位になってくると疲れますのでスポンジフィルターをストレーナーに取り付けます。

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スポンジフィルターをストレーナーに取り付けておけば、スポンジフィルターには卵を産みつけたりしなくなりますので、他のガラス面とか水草の裏側で産卵をして、孵化した稚魚がいきなり濾過フィルターに吸い込まれる事もなくなるのです。

一度産卵を確認すると、その後はしばらく断続的な産卵活動を行いますので、確認次第早めの対策をしておかないと、ストレーナーに大量の卵を産み付けてしまって収集がつかなくなる場合もあります。

本日、突然産卵を始めたオトシンネグロなので、少々驚いているのですが次回に続きます。

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Updated: 2022年8月3日 — 8:15 PM