水槽の中に変な生き物が沢山いる?|その正体は金魚の稚魚

屋外に設置している水槽に金魚を飼育している方がいらっしゃるのですが、つい先日くらいに、水槽の中に変な生き物が沢山いるのでどうしたら良いのか?と言ったご相談を受けました。

なんでも、突然その変な生き物が水槽内に大発生していたので、何かと思って驚いたらしいのですが、この4月の暖かくなっている時期に金魚の水槽の中に突然大発生する変な生き物といえば一つしかありません。

そうです。その変な生き物の正体は金魚の稚魚なんですね。

金魚というのは赤色とか黒いとか、カラフルな色をしていますから、金魚の子供も生まれた時からカラフルな色をしていると思っている方も多いのですが、生まれたばかりの金魚は結構メダカよりも地味なことが多いのです。

また、人によっては金魚の稚魚は大量のボウフラみたいに見えることもありますので、金魚の繁殖を経験したことのない方でしたら、いきなり水槽にそれがいたらびっくりしてしまうのは当然の事かもしれません。

この場合、正体がわかればすぐにやっておくべきことがありますし、今回の相談をいただいた方も最初はボウフラの仲間だと思ってびっくりしていたようです。

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金魚の稚魚が大量発生した場合はすぐに親と隔離しておきます。

 

メダカの飼育をしている人ならご存知でしょうけど、金魚もメダカと同じく自分の子供を育てることは一切行わず、餌と認識して襲って食べてしまいますので、金魚の稚魚が大量発生しているのを確認したら急いで隔離しないといけません。

隔離せずにそのままにしておくと、かなり早い段階で全滅してしまうくらい食べられてしまいますので、なるべく稚魚を育てたい場合はこちらの親と隔離する作業だけはやっておいたほうが無難です。

できれば、卵の段階で隔離しておいたほうが良いのですが、知らな人は金魚がそんなに簡単に繁殖するとは思ってもいないでしょうから、卵に気がつくことなくいつの間にか稚魚が大発生しているのです。

この相談してきた方の場合は、比較的大きな水槽でそれなりの隠れ家のようなものがある環境でしたから、まだ金魚の卵や稚魚も無事だったのですが、普通の小さな環境の場合は卵の段階で殆どが親の金魚に食べられてしまいますので要注意です。

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金魚が産卵する卵の数は半端ではありません。

 

メダカと比較しても体が大きい金魚というのは、一匹が産卵する卵の数も半端ではありませんので、100個単位で普通に水草などに卵を産みつけますから、個体によっては数百個単位で卵が産みつけられていることもあります。

よって、その卵が産み付けられているのを確認したら、急いで卵を隔離するだけで沢山の金魚の稚魚が誕生することになりますので、メダカよりも効率は良いわけなのですが、一つだけ注意点があります。

それは、金魚というのはメダカよりもはるかに体が大きくなる上に寿命も長生きですから、100匹単位の金魚の稚魚を全て隔離して育てようと思ったら、それは相当大規模な飼育環境が必要になるということです。

金魚自体は餌金といって、大型魚の餌としての需要が大変高い為、増えすぎた金魚を引き取ってくれる人は沢山いるのですが、ワザワザ他人が飼育している大型魚の為に餌金を育てて譲り渡すのもどうかといった話ですね。

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増えすぎた金魚の稚魚を持て余さないようにしておきましょう。

 

メダカですら増えすぎて持て余してしまう人が大半な訳ですから、それよりも大きくて成長が早くて寿命も長い金魚の場合は、あえて育てる個体数を制限しつつ、子孫を残していくか、引き取り先を確保してから増えすぎた金魚をお譲りするくらいでないと、手がつけられなくなるということです。

今回、運良く100匹単位で金魚の稚魚が水槽で確認できたわけですが、事情をご説明すると、なんとか全て育ててみたいとのことですので、早速新しい屋外水槽を追加する手配をされているようで安心はしています。