最近、結構変わったご質問をいただくことが多くなっているのですけど、その中の一つにドジョウをペットボトルで飼育することは出来るのか?と言ったご質問があります。
なるべく費用をかけたくないのか、好奇心からそうしたいのか、ペットボトルを使うという発想は中々面白いモノがあるのですけど、ドジョウの場合はなるべく大きめの水槽で飼育したほうが良いと思ってください。
体の小さなミナミヌマエビとかメダカでしたらペットボトルでも飼育することができますけど、ドジョウの場合は体が大きくて結構水を汚しますので、ペットボトルでの飼育ではやはり限界があります。
また、ドジョウの特徴としては水槽からジャンプをしますから、そのまま水槽から飛び出て干からびてしまわない様にある程度の水槽の高さも必要になってきます。
ただ、ドジョウは耐久性能が大変高い魚ですから、やろうと思えばペットボトルでも飼育ができない訳ではないので、その方法についてご説明したいと思います。
ドジョウをペットボトルで飼育する場合は2リットルのペットボトル。
当たり前の話として、ペットボトルでドジョウを飼育するにしても小型の500ミリリットルのペットボトルでは当然不可能ですから、最初の段階で2リットルのペットボトルを用意しておく必要があります。
ドジョウは体が柔らかいですから別に500ミリリットルのペットボトルの中に入れることもできますから、短期的な飼育なら可能でしょうけど、流石に輸送用とか一時保管用以外には利用するべきではありません。
こちらについては、別に注意点などはなくてどの様な種類の飲料水でも良いので、角ばっている2リットルのペットボトルを用意しておけば、後はそれを水槽として利用することが可能です。
ミネラルウォーターでも麦茶でもなんでもよいのですが、最近はコカコーラ社が販売しているペットボトルの様に触るとすぐにふにゃふにゃになってしまうタイプもありますから、そちらは水槽用としては適していませんので、触った感じで頑丈なタイプのペットボトルを利用します。
2リットルのペットボトルを横にして上になった部分を加工します。
ペットボトルを水槽と使用する場合、輸送用以外はまず横に倒した状態で使用することになりますから、その状態で上側になっている部分をカッターナイフとハサミで切り取っていきます。
このペットボトルの上側を切り取る際に、ドジョウの場合はジャンプによる脱走を防ぐため、なるべく小さく切り取るか、後で蓋ができる様な工夫をしながら大きさの調整をしないといけません。
ドジョウの飼育をする際には、蓋が重要になると思っておいたほうが無難です。
ドジョウがその環境に馴染んだ場合は容易にはジャンプはしなくなりますので、最初の新しい環境に無理やり移動させて、ドジョウがパニックになっている状態を無事に生かすことが出来れば、その後は待ったなことではジャンプはしません。
ただし、これは一般的な水槽でドジョウを飼育している際の話になりますから、ペットボトルのように例え2リットルサイズでも高さが10cm程度しかない容器の場合は、日常的な管理においても蓋は必須になります。
百円ショップなどで売られている、網ネットなどをうまく使用すれば良いかもしれませんので、その辺りも工夫次第といったところでしょうか?
ペットボトル用の濾過フィルターは水作スリムエイトミニ。
今回の様にペットボトルを水槽にする場合、ミナミヌマエビとかメダカが数匹程度でしたら濾過がなくてもある程度良い場合もありますが、ドジョウの場合は濾過フィルターを入れておいたほうが無難です。
その際に、高さがやはりないことがありますので、この様なペットボトル水槽で使える濾過フィルターと言えば、水作スリムエイトミニが適切であると言えます。
ただ、水作スリムエイトミニの濾過能力は本当に気休め程度ですから、ないよりかはマシという程度であり、他にこれ以外の濾過フィルターが設置できない場合に利用する類のものですから、過度な期待をしてはいけません。
ペットボトル水槽の場合は、一部分しかカットしませんから、その殆どが常に蓋が付いている状態になり、水作スリムエイトミニを使っても水滴が周辺に飛び散らないのがメリットになりますから、その点は安心であると言えます。
エアーポンプは水作の水心を使っておくと騒音も少なく安心です。