寒い時期限定のスケキヨなメダカを見よう|モフモフベッド

日本の場合は四季があり、寒い時と暑い時の差がかなり激しくて、冬は寒くて夏は暑すぎて大変といった環境下にありますので、シンガポールなどのように年間を通して殆ど気候の変化がない国と比べると、いろいろと面白いものが見れたりするものです。

例えば、マツモに関して言えば、暑い時には葉を広げて大繁殖を繰り返し、毎週駆除をしないといけないくらいの状態になるかと思えば、冬になると縮んでしまって水槽の底でじっと春になるのを待っています。

メダカやミナミヌマエビにしても、寒くなると産卵活動は一切しなくなり、水槽の底でじっとしながら厳しい冬を乗り切りますし、暖かくなると活発的に活動をして産卵活動を行うようになります。

そのようなメダカやミナミヌマエビなのですが、冬限定で面白い行動を見ることができますので、興味があれば是非やってみるとどうでしょう?といったお話です。

 

 

寒い時期限定でスケキヨのようなメダカを見ることができます。

 

スケキヨを知らない方がいるかもしれませんが、スケキヨというのは金田一耕助シリーズの犬神家の一族という作品に出てくる人物のことです。

こちらの作品内では、逆さまになった状態で湖に沈んでいる遺体でみつかる展開になるのですが、その姿があまりに強烈でして、似たような状況を表現する時にスケキヨ・・・といった感じで揶揄されることが良くあります。

犬神家の一族に関しては、子どもの頃はテレビ放送を見ているだけで怖くて泣きそうになりましたが、ネタベレになりますので、こちらは抽象的に書きますが、あの独特の覆面をした人物には本当に恐怖を感じたものです。

そのスケキヨのような状態になっているメダカを冬限定で見ることができますから、それを見ていると、日本に住んでいてよかったなと思ったりもしますので、案外愛嬌があるシーンなのかもしれません。

 

 

スケキヨのようなメダカを見るためにはガラスかアクリル水槽。

 

犬神家の一族に出てきた、スケキヨのようなメダカを見るためには、寒くなれば良いというわけではなくて、合わせて一定の準備が必要になります。

その準備に必要なものが、ガラス水槽かアクリル水槽(透明な水槽)であり、発泡スチロール水槽ではダメであり、あとは赤玉土の大きいサイズがあればバッチリです。

 

 

スケキヨのようなメダカを見るためには赤玉土の大粒。

 

赤玉土に関しても、細かいものや中サイズのものではダメですから、必ず一番大きなサイズの赤玉土を用意しないといけないのですが、状況次第では中サイズでもいけるかもしれません。

それで、透明の水槽と赤玉土(大粒)が用意できれば、あとは水槽を屋外に設置して、赤玉土をそこに5cm前後の厚さに敷き詰めて、水を入れてしばらく放置しておけば準備完了です。

水道水のカルキが抜けて、赤玉土の汚れが収まり、メダカを入れても良い状態なれば、あとは適当にメダカを入れておくだけで、スケキヨのような状態のメダカを見ることができるようになります。

 

 

冬になるとモフモフベットが水槽内に大量に発生します。

 

透明な水槽に赤玉土の大粒を放り込んでいるだけで、どのようにしてスケキヨのようなメダカを見ることができるのかといえば、すぐにそれが見れるわけではなくて、しばらくその状態で飼育しておく必要があります。

特に意識して何かをするわけではなくて、そのまま時間が経過すれば良いだけですから決して難しい問題ではありませんので、どなたでも実現可能です。

しばらくその環境でメダカの飼育をしていると、水槽の底に敷き詰めた大粒の赤玉土の上にはモフモフの苔のようなものが大量に発生してきて、数センチくらいの厚さになりますので、そうなればあとは寒くなるだけでOKなのです。

 

 

頭隠して尻隠さずのメダカが2匹いれば、それでスケキヨが完成!。

 

まさに、モフモフのベッドような苔が沢山自然発生しているのですが、そのモフモフの苔のをベッド代わりにして寝ているメダカが沢山出てくると、まれに頭だけを突っ込んで尻尾が水面を向いているメダカが何匹が出てきます。

それがスケキヨのように目見えるメダカであり、ちょうど2匹が間をおいて頭だけをモフモフの苔に突っ込んで、尻尾が水面を向いている状態になればほぼ完璧といったところでしょうか?

モフモフのベッドが気持ちいいのかどうか知りませんが、寒くなるとメダカたちが一斉にモフモフの苔に潜り込む姿はとても可愛いですから、一度そのような環境を用意してみるのも面白い飼育方法の一つです。