水槽と言えば、嘗ては蛍光灯を使った照明を使っているのが一般的だったのですけど、時代とともにアクアリウム環境も色々と変わってきて、今ではLEDを使った照明が段々広がりつつあります。
LED照明と言えば、消費電力が極端に少ない割に明るいのですけど、水草の育成が出来ないとか、アクアリウムには向いていないと言った話も根強く残っていて、LEDを使っている人は間違っている!と頭から批判している人もいるくらいです。
まあ、LED照明というのが常に万全である訳ではありませんから、適材適所と言いますか、人によっては蛍光灯などよりもLEDを使った照明の方がニーズにうまくマッチしていることも多いので、その辺りを判断してLED照明に切り替えていくのも良いですね。
LEDが絶対いいとか悪いとか、蛍光灯がいいとか悪いとかではなくて、自分にあった照明を選ぶのが適切な判断であり、殆どの一般層の人たちであれば、既に蛍光灯ではなくてLED照明の方がニーズに合っているということです。
なぜ?、水槽用で利用する場合、LED照明がよくLED照明が悪いの?
LED照明については水槽用の商品が世に出回ってきた初期の頃から、それを批判する人や肯定する人達が真っ二つに割れて色々と論争を繰り返しているようですが、そのような他人の主観などは一切気にする必要はありません。
よく言われるのがLED照明は波長の関係で水草が育たないとか、実際の仕様よりも暗いのでよくないと言った話ですが、そんなことはなくて普通に水草の育成も可能でですし、魚やエビ主体であれば全く問題もありません。
一般的な話で言えば、初心者の人であればこれからはLED照明を購入するべきであり、既に特定の分野でしか必要とされなくなっている蛍光灯などの照明を購入する理由はありません。
価格も安いですし、デザインもシンプルで省電力なLED照明も、現在は安定した商品が格安で販売されていますから、それを選択しないこと自体が初心者の方にとってはありえないのです。
初心者でない人の場合は、特殊な水草やミドリイシなどのサンゴを飼育している人もいらっしゃいますから、このような人たちであればLEDでは全く役に立ちませんから、最も強力で太陽光に近い照明とされているメタハラを使っているはずです。
難易度が高いサンゴであるミドリイシの飼育は本当に難しかった。
得に、サンゴの中でも飼育が難しいミドリイシについて言えば、LED照明では100%飼育することはできませんしその辺の蛍光灯の照明でも全然ダメですから、メタハラ一択となります。
強力な光を照射することが可能なメタハラが登場したからこそ、誰でもミドリイシの飼育が自宅の水槽にて可能になったのは有名な話です。
ミドリイシというのはその名前の通り、サンゴの中でも特に強力な光を必要とする為、飼育をするには本当に強力な照明が必要だったのですけど、嘗てはそこまで融通がきいてくれる照明がなかったので、家庭で飼育するのは最も困難と言われていたサンゴだったのです。
LED照明が悪いとかLED照明が良いとか、他人がそのようなことを話しているのはどうでもよくて、初心者であればLED照明を購入して、ベテランになり難易度が高い水草やミドリイシなどのサンゴの飼育をするようになれば、その際にメタハラを購入しておけば全く問題はありません。
初心者の方はLED照明を購入しておけば、初心者用の水草、初心者用の魚やエビであれば、全く問題ありませんし、デザインもすっきりします。
次回では初心者にお勧めのLED照明についてご説明する予定です。