水槽用の照明というのは室内に設置されている水槽の場合は、一部の金魚鉢のような日の当たるところに設置する水槽をのぞき必ず必要になりますので、水槽を購入した際に必ず合わせて購入しないといけません。
ただ、初心者の方からすれば水槽用の照明というのが沢山売られていて、いったいどれを買えば良いのかわからなかったり、その違いもよく分からなかったりして、結局適当な照明を購入する方も少なからずいらっしゃいます。
かつては初心者用の照明と言えば、ニッソーの蛍光灯が2本セットになった60cm水槽用の黒色の照明が一般的だったのですが、今では色々なメーカーから多くの照明が発売されていますので選択肢は抜群に増えています。
一般的な利用方法が想定された水槽ならLED照明が断然お勧め。
水槽用の一般向けの照明を大きく分類すれば、LEDと蛍光灯に分けられるのですが、その際にどちらを買えば良いかと言えば、総合的に見て、断然LEDの照明をお勧めせざるおえない状況です。
初心者の方であれば最初からLED照明を買っておけば間違いはありませんし、段々水槽の管理にも慣れてきた頃に、色々と不便になる蛍光灯の照明を買うよりも、LEDを買っておいたほうが後悔することもないと思われます。
LED照明については、波長の関係で水草が育成できないとか、光が弱いとか色がおかしいとか色々な事を指摘している人も多いのですけど、単純に照明の性能がどうこうではなくて、それを日々利用していて便利であることも重要な選択肢です。
電気代も安いし、場所もとらないし、フラットなデザインであることがほとんどですし、蛍光灯のように幅をとることもありませんから水槽がすっきりしますし、余計なスペースも占有されませんからこの時点で蛍光灯に勝ち目はありません。
照明の性能のみを求めている人は最初からメタハラを購入しましょう。
エーハイムのオートフィーダーもLED照明でしたらその上に設置することが出来ますけど、これが蛍光灯の場合はまず無理ですし熱を持ちますから制約が多いのです。
水草に関しても、よほど特殊な水草であったり難易度が高い水草でない限りはLED照明だけで普通に育成させることが出来ますから、そちらについても心配はいりませんし、こだわるのであればメタハラを購入すれば良いだけです。
メタハラでしたら光量が足りないとか、波長がどうのこうのといった話は全く関係ありませんけど、ネックはその価格の高さと電気代の高さ、維持費が高額である点でしょうか?
初心者の方向けの水槽用の照明はコトブキのフラットLEDがお勧め。
では、初めて水槽を購入するけど、一体どのLED照明を選べば良いのかと言えば、実際に購入して色々と使ってみた感じで言えば、コトブキのフラットLEDがお勧めであると言えます。
※30cm水槽用、60cm水槽用を複数購入して数年間にわたって使用してきています。
デザイン的にも申し分ないですし、フラットと名称にある通り平面デザインの照明ですからすっきりしていて、上部にエーハイムオートフィーダーなどを置くこともできますし、左右の位置調整も容易にできます。
また、水槽から数センチくらい持ち上げるような感じで台座を調整して水槽の淵に設置するため、メンテナンスをする際にも水槽内部に手を回しやすいと言った特徴もあります。
価格も安いですし、耐久性も問題ありませんし、コトブキのフラットLEDについては特に不満になる点がないような気がするのですが・・・と書こうとしたところ、思いっきり不満点がひとつありましたので、そちらについてご説明します。
コトブキフラットLEDの致命的な欠点は電源ケーブルのダサさです。
こちら、パッケージや商品説明だけを見ただけでは絶対に分からないのですけど、コトブキのフラットLEDというのは、電源ケーブルが物凄くダサい作りになっていて、ダサいだけなら良いのですが、それが原因で水槽の取り回しが物凄く不便になることが多いのです。
ダサさの原因はケーブルの途中にあるタバコの箱くらいの電源周りの突起物であり、これがないと電力の供給に支障が出るのはわかるのですが、なぜこの位置に?と思えるくらい不便な場所にそれがあります。
その為、水槽台の裏側で配線を通す際には、この電源ケーブルの途中についている突起物が毎回邪魔になってしまって、延長ケーブルを使ったところで中々上手く配線ができないことが多いのです。
商品パッケージなどでの見た目では分かりませんし、水槽の設置状況によっては特に問題がない話になるのですが、私の環境では毎回問題が出ていますから、このダサい電源ケーブルはもう少し何とかならなかったのか?と毎回思えてしまいます。
ダサい=それが使いにくいことは世の中ではよくある話ですけど、こちらについても典型的な話であったようですね。
それが嫌な場合は、残念ながら他のLED照明を購入するしかありません。