日本の冬は大変寒くなりますが、今年は例年よりも更に気温が低くなっており、雪が積もって外を歩けないとか、気温が氷点下になっている等も普通になってきていますが、それでも室内のアクアリウム環境であるなら水槽用のヒーターで全てが解決します。
江戸時代とか昭和初期ではそのような水槽の管理は考えられなかったのですけど、現在ではどれだけ寒い冬場であっても、一般的な建物の室内であれば水槽用のヒーターで水温を25度とか30度に設定することが出来る為、本当に便利な時代になったものです。
ですから、特に寒い冬の時期には水槽用のヒーターを使って水温を管理できますから、熱帯魚とかレッドビーシュリンプとかの飼育も楽々行えますし、メダカや金魚を産卵させることも出来ますので、水温管理をすれば一年中繁殖をさせることも出来ます。
水槽用のヒーターで火事になる?冬場の水換えの時には要注意。
この大変便利な水槽用のヒーターなんですが、価格も安くて使い方も簡単で電源ケーブルをコンセントにさして、後は水温の設定をして水槽に入れるだけとか、もっとシンプルな温度25度固定のヒーターの場合は、水温の設定ダイヤルすら存在しません。
簡単に利用できて便利な水槽用ヒーターなんですけど、水換えの際には注意が必要で、水が一定以上少なくなってヒーターが空気に触れるような状態になっていると、シューッと言った異音が発生してそれから白い煙が黙々とでるようになり、最悪発火します。
ヒーターですから水中で使える電気ストーブのようなものなので、電源を入れていると内部にあるセンサーの温度が25度以下なら常に通電をオンにしている都合上、冬場の空気は25度以下であることが普通なので、通電されたまま空焚き状態になります。
水換えの際にヒーターの電源を切るのを忘れないことですね。
水換えの際に水槽用のヒーターが常に水に浸かっている状態なら問題は無いのですが、例えばバケツに一旦飼育している魚やエビを退避させて水槽の大規模なメンテンナスをする場合、水槽用のヒーターをバケツに入れて水温を維持することがよくあります。
この場合、よく注意しておかないと、水槽用のヒーターって長期間浸かっているとケーブルが硬化してきて形状記憶合金のようになってしまっていることが多く、目を離したすきにバケツから飛び出てしまって空焚き状態になってしまうことがよくあるのです。
これ、過去に何度もやったことがあるんですけど、冬場に大規模なメンテンナスを行う水換えを行っていて、途中で電話がかかってきたり用事ができたりしてその場を離れていたら、煙が出ていると家族から連絡があって慌てて戻って対処をするなどです。
水槽用のヒーターを扱う時や冬場の水換えの時は必ず目の前で確認。
水槽用のヒーターは価格が3000円前後と大変お安くなっており、かつては10000円位したサーモスタットとヒーターのセットではなくて一体型の全自動ヒーターが多く広まり需要が伸びていることから、誰でも手軽に購入できる便利な飼育器具になっています。
それに合わせて、ヒーターが電気ストーブのような危険な電化製品であることを知らない人や軽く考える人も多くて、空焚きでトラブルになる事故が多発はしませんが、結構発生するのがこの寒い時期の風物詩なので扱いには特に注意をしたほうが良いですね。
最近では空焚き防止機能がついた水槽用のヒーターもあるのかもしれませんが、そういったのがあっても過信してはなりませんし、本来水槽の中で使うヒーターを水槽から出して使うと火事になる可能性があるって理解してからアクアリウムを楽しみましょう。