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淡水エビは生で食べることができるのか?|タイ料理とヤムグンテン

日本では全く考えられない話になるのですが、タイには淡水エビを使ったエビの踊り食いのような「ヤムグンテン」という生食弁当があるのをご存知でしょうか?

私もこちらの件で問い合わせをいただいて初めて知った話なので、多分、ヤムグンテンの事を知らない人のほうが多いかと思いますが、実際にYouTubeなどでは動画が何個か上がっていますので、興味がありましたら検索してみると良いでしょう。

こちらのヤムグンテンで使われている淡水エビはミナミヌマエビなのか?と聞かれると形状が全く違いますので、ミナミヌマエビではなくて、一回り大きいスジエビに近い形状をしているようです。

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ただし、動画の解像度が低いので見えにくいだけかもしれないのですが、スジエビの特徴でもある大きなハサミが見当たりませんし、独特の黒い縞模様も見当たりませんので、スジエビに近いタイ独自の淡水エビなのかもしれません。

食用として成立するサイズの淡水のエビになると、味や安全性はともかく、ミナミヌマエビでは少々厳しいですからね。

 

 

淡水エビをヤムグンテンのように生で食べても大丈夫なの?

 

その辺の川で捕獲したり水槽で飼育しているスジエビのような淡水エビを、ヤムグンテンのように生で踊り食いのように食べても大丈夫なのか?と言えば、正直言ってやめておいたほうが無難です。

その理由は、淡水域で生息しているエビや魚というのは、特殊な環境下で飼育された個体以外は寄生虫が絡んでいる問題が発生することが多く、安全性が確保されていないからです。

車海老や甘エビなどの海水系のエビであればナマ食も日常的に行われていて、寿司屋などに行っても普通に生食で食べることができるのですが、淡水系のエビが生食で飲食店で出てくるようなお店は日本で見たことがありません。

スジエビの場合は、淡水だけではなくて汽水域、海水域でも生息している個体がいることや、元々はゾエアというプランクトンの形状で卵が孵化して、汽水域を漂って成長するような生態になっているのですが、それでもスジエビを生で食べる人は見たことがありません。

よって、ヤムグンテンの情報を入手して、生でスジエビを食べても問題が無いと思って、真似をして生で淡水のエビを食べることはお勧めできませんし、何があっても自己責任になります。

 

 

ヤムグンテンで使われている淡水エビは泥抜きがされていない?

 

動画で確認しただけなのですけど、ヤムグンテンで使われている淡水エビをよく見ると、腸が満タンに詰まっているエビが沢山いる為、泥抜きとか餌抜きといったエビの腸を空にするといった行為が全く行われていません。

また、お酒で締めたり、タイの水道水は日本とは違いますけど、それでも水道水による簡単な水洗いすら行われていない状況のようですから、衛生上かなり良く無い食べ物では無いかと思われます。

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日本であれば、淡水のエビで食用と言えばテナガエビなのですが、一般的な唐揚げにする場合であっても泥抜きとか餌抜きをして、腸の中に何も詰まっていない状態で調理するのが普通ですから、生で食べる淡水エビの腸が空になってない状態で食用にするのはちょっと考えられません。

この辺り、日本とタイの感覚の違いなのでしょうけど、正直言って日本の川などにいるスジエビやミナミヌマエビを捕獲してきて、それらをヤムグンテンの素材にして調理をして食べる行為は、絶対にやめておくべきではないでしょうか?

 

 

ヤムグンテンが食べたい?淡水エビを生で食べるにはどうすれば?

 

どうしても、ヤムグンテンに興味を持っている方で、自分で調理をして食べたい方がいた場合は、その辺の川とかにいるエビを捕獲するとか、水槽で飼育しているエビを捕獲するではなくて、最初から特殊な環境で飼育すれば可能かもしれません。

基本的に、川に生息している魚とかエビというのは、寄生虫などが付着しているのがzたり前になっている為、通常は生で食べることはできません。

まあ、やろうと思えばできるのでしょうけど、ブラックバスなどを生で食べてしまって、寄生虫の被害にあって病院に入院した人もいますし、それはイワナとかアマゴのような清流の魚であっても同じです。

ただし、天然物ではなくて養殖環境下の管理された綺麗な水で卵から育てられたイワナであれば、寄生虫が付着しておらずそのまま刺身用として食べることができますし、イワナの刺身を出しているお店もあります。

 

 

専用の養殖施設であれば生で食べれる淡水の魚やエビを飼育可能?

 

よって、ヤムグンテンが日本で食べたい場合は、イワナなどと同様に専用の養殖環境下で卵から育てた個体であれば、おそらくは可能であると思いますので、興味があればやってみると良いかもしれません。

ただし、それを実現するには相当な費用がかかりますので、すでに寄生虫がいないイワナを養殖している専門業者に相談して施設を間借りするなどをしないと、とんでもない費用がかかる場合があります。

また、専門業者に相談してもタダで利用させてくれるわけはありませんから、それなりに費用はかかりますから、それならタイに直接出かかけてヤムグンテンを食べたほうが低コストになることになります。

動画を見る限り、とても食用として適していない淡水エビを生で食べるわけですから、タイで食べたとしてもそれなりにリスクを覚悟して、望んだほうが良いと言えます。

興味があれば、現地に行ってヤムグンテンをぜひ食べてみてください。



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