ミナミヌマエビをグラム買いしたらスジエビを確認しよう

ミナミヌマエビを1匹50円とかの価格で10匹とか20匹まとめ買いした場合は先ずありえない話なのですが、ミナミヌマエビ特有のグラム買いをした場合に結構発生する問題として、ミナミヌマエビが変なエビに襲われている現場を見ることが結構あります。

大量にグラム買いしたミナミヌマエビは複数の水槽に小分けをして同時に飼育をすることが多いんですけど、特定の水槽のミナミヌマエビが行方不明になってしまい、水槽をよく見てみると変なエビが水槽の中でミナミヌマエビを襲っている事もあります。

この正体不明のミナミヌマエビによく似ているようで、見れば全然違うエビの正体はスジエビと良い、ミナミヌマエビよりも体が大きくて、テナガエビのようなハサミを持っているのが特徴で、メダカやミナミヌマエビを襲って食べてしまう凶暴なエビです。

別に今すぐにミナミヌマエビを襲いまくって食べてしまう事はありませんけど、長期間の飼育をしていると、必ずミナミヌマエビは襲われて食べられてしまうことになりますので、スジエビとミナミヌマエビは狭い水槽環境では、共存させるのが難しいのです。

 

 

スジエビは何故ミナミヌマエビの中に混じって売られるのか?

 

グラム販売しているミナミヌマエビの場合、一匹ずつ水槽からネットで掬って販売しているわけではなくて、直接沼地や河川等でまとめて捕獲したエビをそのまま販売していることが多く、その場合は大量のエビを取り扱いますので、詳細の確認がされません。

それでも、一応業者もある程度は確認してから販売はしているのでしょうけど、どうしてもスジエビが混じってしまうようで、これまで何度かミナミヌマエビをグラム買いしてことがありますが、毎回、大抵2匹くらいのスジエビが中に混じっていました。

スジエビのことを知っている人ならすぐに確認をして駆除をするのでしょうけど、はじめてミナミヌマエビを購入する人の場合は、スジエビの事も知らないでしょうし、まさかミナミヌマエビの中に異なる凶暴なエビがいるとは思ってもいないのですね。

万が一1匹50円とかで売られているミナミヌマエビを10匹購入してその中にスジエビが混じっていたら、大変な話になるのでしょうけど、グラム買いの場合はまとめて大量のエビを掬って重さを図ってそのまま袋に詰めるのでまあ仕方がないのです。

 

 

スジエビはミナミヌマエビやメダカを襲う凶暴なエビです。

 

ミナミヌマエビとスジエビの見分け方はとても簡単で、上から見ても横から見てもその違いはすぐに判断できますので、初心者の人でも見間違えることはありませんし、スジエビには大きなはさみがあるのと目が飛び出ていることもあり、すぐに判別できます。

スジエビは体もミナミヌマエビよりはるかに大きくて、黒い筋が身体に沢山入っていますから、明らかにこのエビはおかしいと判断できますから、ミナミヌマエビをグラム買いした際にはスジエビの確認を行い、必要であれば駆除をするか別で飼育します。

別にミナミヌマエビとスジエビを同じ水槽で飼育できない訳でもないのですが、ミナミヌマエビがいつ肉食のスジエビに襲われて餌になるか分からないですし、このエビはメダカも積極的に襲って食べてしまいますので、余り共存できないエビになります。

流石に最強のコケ取り職人ヤマトヌマエビでしたらスジエビに襲われることはありませんけど、メダカなどの小さな魚を積極的に襲って食べてしまうスジエビは余り水槽で飼育している人もいないエビになりますので、見たことがない人も案外多いようですね。