最近は、コロナの影響で水槽の管理があまりできなくなってきているので、特に屋外水槽では完全に飼育水が蒸発してエビとメダカが全滅してしまっていたりと、あまり良い管理ができていないのですが、放置飼育に強い日本原産のメダカとエビは強いです。
ドジョウは更に強力で、10cm位の厚さの荒木田土や黒土を水槽に敷き詰めておけば、仮に飼育水が蒸発してしまっても、完全に内部まで乾燥するまで、土の中でじっと生きているのが凄いですよね。実際に田んぼの水を抜いた後の畑の中で生きています。
それよりも更に強いのが、浮草のサルビニア・ククラータです。この浮草、名称をみても分かる通り、本来は日本のものではなく、外来の水草なんですが、増殖力が桁違いで、ホテイアオイが枯れるような環境でも、ひたすら増殖をしていく浮草なのです。
浮草サルビニア・ククラータの繁殖力が酷すぎる!
環境とか個体差にもよるのかもしれませんが、私の環境では屋外の水槽にサルビニア・ククラータを浮かべているんですけど、この時期になると1週間ほど放置しただけで、水槽の水面を全て埋め尽くす状態まで増殖をしています。本当に凄い増殖力です。
それで、1週間に1回は大量のサルビニア・ククラータを生ゴミとして処分しているんですが、それもすごい量なので、なにか有効活用できればいいのですが・・・、ゴミとして捨てる以外に使いみちが無いんですよね。放置しておくとこれが問題になります。
水槽の水面をぎっしりと埋め尽くす位に増殖をするので、そうなると水槽の中に太陽の光が届かなくなります。その結果、ヒメタニシは全滅しますし、太陽の光が全く水中に届かない環境になり、暗闇状態ですから、メダカやエビにも全くよく有りません。
屋外ならどのような水槽に浮かべていても爆発的に増殖。
サルビニア・ククラータに限らず、浮草というのは、強烈な太陽光が必要になるので、室内の水槽に持っていくと、いつの間にか溶けてなくなっていることが多いです。室内の水槽でサルビニア・ククラータ等を元気に育成する場合、メタハラが必要です。
別に、水面までギリギリに飼育水を入れていれば、LED照明でもなんとか育成することはできるんですが、屋外のサルビニア・ククラータみたいに大きく元気な葉っぱに成長することはなく、なんかしおれているというか、元気がない状態になってしまいます。
しかし、屋外の水槽に浮かべた場合、日当たり等に関係なく、どの水槽でも爆発的に増殖しているので、太陽光って日陰とか、あまりあたって無いっぽく見えて、実際には相当な影響力があるのがわかりますね。太陽は地球上、全ての生命の源ですからね。
一株だけでも浮かべていればあっという間に増殖。
サルビニア・ククラータは、一株だけでも屋外の水槽に浮かべていれば、あっという間に増殖をするので、この水草が欲しい人は最低限度の購入をしておけば良いです。ただし、室内の水槽で育成する場合、育成難易度が極端に高くなるので、屋外専用です。
逆に言えば、一株だけでも水槽に浮かんでいれば、放置しておくと、夏場になるとあっという間に水面全てを埋め尽くし、あのホテイアオイすら枯れてしまう状態になりますから、定期的な【除去】という管理方法が必要になりますので、それだけ要注意です。
きちんと管理している水槽であれば、サルビニア・ククラータの根っこは5cm以上伸びることが有り、ミナミヌマエビの稚エビの足場や餌場、メダカの産卵床にもなるので、色々と使いみちがあり、相当強い水草なので数百円程度の投資で元は十分とれます。
管理できる人であれば、安くて頑丈。簡単に増やせて、隠れ家、足場にもなり、夏場の強烈な太陽光を抑えてくれて、飼育水の蒸発も防いでくれるという、良い水草であることは間違いないですし、見た目の造形も、結構、高級感があるのでお勧めですね。