最近、コロナ問題で食品関係の業者が次々と倒産しています。この時期に流通している海水魚の種類とか個体数、水揚げ産地、相場等を確認したかったので、豊洲市場の友人の会社に行ってきました。友人の会社はかなり大きくて豊洲市場でもでかいです。
豊洲市場自体が大きくて、いろいろな会社が入っていますが、コロナウイルスが蔓延していて、凄まじい数の感染者を出したのは中央区側にある建物の方で、水産関係の会社が入っている江東区側の建物ではないそうです。中央区側はお土産物やさんなどです。
ですから、豊洲市場でコロナが大発生したと言っても、企業が入っている江東区側の建物はそれほどの被害が出た訳ではなく、多少はコロナ感染者が出ているようですが、100人単位で感染者が出てしまった中央区側とは別物と考えて良いと思いました。
豊洲市場に行ったら天然真鯛の数の多さに驚いた!
一般の人は中には入れないんですけど、私は海水魚のことを調べたい関係者ってことで、中に入ることが出来ました。豊洲市場って完全に密閉されているので、中にはいった瞬間、凄い匂いがします・・・。田舎の魚市場の匂いが濃縮されたような匂いです。
これはやばい・・・、マスクを二重にしていたんですが、よくこんな場所で長時間仕事が出来るな?とそちらの方に真っ先に驚いてしまいました。コロナの問題もありますし、豊洲市場は消臭とか除菌対策を行って強烈な換気装置をつけたほうが良さそう?
で、友人に案内してもらって一緒に、現在の水揚げされて取引されている海水魚等を確認して言ったんですが、凄い数ですね。ニュースではコロナで飲食店が閉店して高級魚が取引されなくなり、大量に余って大暴落しているって話でしたがちょっと違います。
コロナウイルスで実は以前よりも儲かっているらしい。
コロナウイルスで飲食店が閉店して、高級魚が大暴落しているってニュースが何度も報道されていましたが、それはほんの一部の事例であり、全体で見るとコロナで以前よりも売り上げが上がっている業者の方が多いって話でした。まあ、凄い数の海水魚です。
その中でも、真鯛の発泡スチロールをみると、これ、何トンあるの?ってくらいの数が山積みにされていて、これだけで全て真鯛とのことで、養殖ではなく天然物の真鯛で、飲食店が閉店してもスーパーの方が売り上げが上がっているので売れているそうです。
こんなに大量の真鯛を毎日水揚げしていたら、絶滅するのでは?と、目を疑う位の数だったんですけど、これくらいでも全然問題ないとのことで、イカとかサンマを中国などが取りすぎて個体数が激減しているってのは、本当に桁違いの乱獲をしている訳です。
豊洲市場の海水魚を確認するとコロナ不況が嘘のよう?
一通り、豊洲市場で現在流通している海水魚を確認してみましたが、以前と比べてもコロナが原因で激減しているってことはありませんでした。もちろん、業者とか流通経路によっては激減している業者も居るのかもしれませんが、その逆も多いみたいです。
海水魚の価格も大暴落しているってことはなく、飲食店が閉鎖していても、それ以上にスーパーの売り上げがバク上げしている訳で、これを見ていると、政府とか東京都がやっている飲食店への時短営業は全く意味がない無駄なパフォーマンスだと分かります。
都内のイオンとかに行ってみると分かりますが、凄い人でごった返していて、バスも電車も超満員、コロナが爆発感染するのは人が激減している飲食店ではなく、それ以外のスーパー、満員電車だろ?と、豊洲市場に行った感想は真っ先にこれが浮かびました。
マグロも大暴落しているって報道しているマスコミもあったようですけど、マグロはスーパーでも普通に売れていて、飲食店に行かなくなった人がスーパーに殺到してる訳ですから、海水魚の水揚げとか流通に変化がでるのは、氷河期等になる感じですかね?