メダカを飼育していると病気になってしまった・・・、こういった経験がある人がほとんどだと思いますが、メダカの病気として多いのが、目が飛び出るポップアイ、鱗がめくれてしまう松かさ病、白い点々が付く白点病、ヒレが溶ける尾腐れ病等が有名です。
メダカの場合、万が一病気になってしまうと、早期に対応をすれば死ぬこともなく、元気に回復してくれるんですけど、少しでも対応が遅れると、もはや何をやってもメダカは助からない状態になりますから、病気の早期発見、早期解決が必須になります。
ただし、仮にメダカが助かった場合でも、病気の際に溶けてしまった尾ひれ、飛び出してしまった目玉は元に戻ることはなく、その後も死ぬまでその状態になってしまうこともあり、とにかく早期に病気を見つけて対策をして症状が悪化していくのを防ぎます。
病気になったメダカのヒレや体は元に戻るの?
ポップアイになってしまったメダカは悲惨で、大抵は片方の目が異常に大きくなっており、片目出目金のような状態になってしまいますが、これ、他のプレコなどの大型の魚でもなる場合があり、ポップアイになったら、死ぬまで片目が飛び出た状態です。
多分、視力も片目はなくなってしまうのでは?と思いますが、以前、長期間海外に行っていた際に、水質が悪化してプレコがポップアイになってしまい、その後も何年間も飼育していましたが、ポップアイになっても、そのまますぐに死ぬことはありません。
メダカの場合も、即死はありませんが、水質が極端に悪化していくと、ポップアイになったり、白点病になったり、松かさ病や、尾腐れ病などになりますので、病気を事前に防ぐために、水質の管理、いわゆるろ過フィルターのパワーアップが最重要です。
尾腐れ病になったメダカは普通に泳げるの?
尾腐れ病の場合、メダカの尾ひれがカビ塗れになったり、溶けてしまっていき、末期症状になると、尾ひれが完全になくなってしまい、他にもメダカが泳げなくなってしまったりして、最終的には死んでしまうのですが、結構、症状の進行速度は早いです。
この原因も、水質が悪化している事が原因なので、早期の水換えを何度も行い、必要であればろ過フィルターをパワーアップさせることが重要なのですが、尾腐れ病になったメダカは殆どが死んでしまいますが、生き残ったメダカも尾ひれは復活しません。
なので、尾腐れ病でメダカの尾ひれが溶けてしまった状態で病気が改善した場合、その時に治った際に溶けた尾ひれの状態で、その後もメダカは生きていくことになりますから、泳ぐ際に負担がかかったり、寿命が短くなることもありますので、注意します。
事前にろ過フィルターのパワーアップをして病気対策。
メダカが病気になってしまう原因については、間違いなく水質が悪化したことによる飼育環境の悪化ですから、対策方法としては、水換えなどのメンテナンスを確実に行うこと、水槽の容量を超えた個体数のメダカを飼育しないことで、事前に防げます。
ただ、メダカが他の魚と根本的に異なるのは、最初は10匹でもどんどん増えていき、知らない間に100匹を超えていた・・・、ってことも普通にありえる魚ですから、最初は余裕があったろ過フィルターも、何時の間にかろ過能力不足になる事があります。
それを防ぐために、事前にエーハイム2213を追加、更に2213サブフィルターを追加するなどをして、ろ過フィルターを常に過剰濾過くらいに保っておいたほうが良いですので、メダカの飼育で繁殖も行う場合、60cm以下の水槽なら2213を追加しましょう。
エーハイム2213ですが、数年前は3000円で投げ売りされていたのに、今では10000円前後の価格で流通しているので、大量に買い込んで使わないのに買ってしまうってことはなくなりましたけど、初心者の人には結構厳しい高値に移行しているのが残念。