メダカを飼育している水槽にキン肉マンに出てきたウォーズマンみたいな変なのが沢山発生している・・・この相談を受けることが結構あるんですけど、あれをウォーズマンって表現すると、良く分かるというか、うまい表現だと思いますが、確かに似てます。
ちなみに、ウォーズマンというのは、キン肉マンに出てきた100万パワーだったかな?、ベアークローと呼ばれている爪を付けたサイボーグ超人なんですけど、見た目がヘルメットをかぶったような顔をしていて、色が黒いのでかなりの特徴があります。
ウォーズマンみたいな、変なのが沢山水槽にいる・・・、このへんなウォーズマンみたいなやつの正体はケンミジンコと言って、水槽内に勝手に発生するミジンコの仲間なんですが大量発生するのには理由があって、他のミジンコとはちょっと扱いが違います。
メダカの水槽にウォーズマンみたいなのがいる?
通常、ミジンコと言えば、メダカの大鉱物になりますので、水槽内に発生した場合、水草などに隠れた場所にでもいない限り、目立つ場所で泳いでいると直ぐにメダカに食べられてしまいますから、殆ど目につかないのですけど、ケンミジンコは別なのです。
ケンミジンコはメダカが積極的に襲って食べないので、大量発生して、水槽の隅っこあたりでぐるぐる泳ぎまくっていて、更に色が黒くて、肉眼で確認をすると確かにウォーズマンの頭のような感じに見えますから、ミジンコの中でもかなり目立つ感じですね。
メダカがケンミジンコを絶対に食べないのか?と言えば、個体差があるらしく、全く食べないメダカ、食べるメダカもいるらしいんですけど、これまで何度も確認した感じでは、ケンミジンコを積極的に襲って食べるメダカはおらず、大量発生していました。
メダカが積極的に襲って食べるのはタマミジンコ。
メダカが積極的に襲って食べるミジンコは、タマミジンコであり、見た目がふっくらとしていて色が茶色っぽいので、ウォーズマンの頭みたいなケンミジンコとは見た目が全然違っていますので、間違えることはありませんし、泳ぎ方も全然違ってます。
ケンミジンコの泳ぎ方はその場でぐるぐると回り続けるような泳ぎ方をしていて、なにこれ?ってなる訳ですが、タマミジンコはそういった泳ぎ方はしませんので、メダカ等の天敵に積極的に襲われないのが分かっていて、その場でグルグル泳いでいるのか?
タマミジンコの場合、水槽に自然発生しても、直ぐにメダカが襲って食べてしまうこと、基本的には水槽の目立たない場所で生息しないと、メダカに直ぐに食べられてしまいますけど、余裕のケンミジンコは水槽内でグルグルと派手に泳いでいるのが特徴。
水槽内にケンミジンコが大発生をしたらどうなる?
水槽内で派手にグルグルと回りながら泳ぎまくっているケンミジンコですが、積極的にメダカに襲われないのを遺伝子レベルで知っているのか分かりませんけど、兎に角、このケンミジンコが水槽内にいると目立ってしょうが無いので、駆除をしたくなります。
放置をしていても、あまりの不味さに余程、餌に困ったときしか襲わないのか分かりませんが、多分、メダカから見ても、相当不味いと認識されているのか?、あの小さなケンミジンコが堂々と水槽内で泳いでいるのを見ると、自然の偉大さを感じますね。
ケンミジンコが大発生した場合、そのまま放置していても勝手にいなくなることは殆どないので、コップやスポイトなどで水ごとすくい取り、地道に駆除をしていくのが手っ取り早いんですけど、一度完全に駆除をすると、中々発生しなくなるのも不思議です。