安定水槽なのに水草が溶けてしまう理由と対策

今週明けから極端に暑くなってしまったようで、気温は33度を普通に超える猛暑日が続いていますし、熱射病で倒れた人が病院に担ぎ込まれているニュースが連日報道されていますが、熱射病で倒れたニュースが増えてくると同時に、とある相談が増えます。

日本国内で熱射病で倒れたってニュースが報道されてくると、水槽内の水草が溶けてきたとか突然水草が枯れ始めたとか、こういった状態になる人がいて、その度に相談されるんですけど、この原因は、水温が上昇してしまい、水草が耐えれなくなるからです。

夏場になるとホテイアオイとかサルビニア・ククラータ等が大増殖をして、毎週末には水槽から処分するので大変って感覚ですから、気温が高まり、水温が上昇すると水草って元気になるのでは?と思っている人も多いのですが、実は水草には適温があります。

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安定水槽なのに水草が溶けてしまう理由と対策。

 

水草も全てが強烈な太陽光、夏場の高温になる水温、安定した濾過フィルターが稼働している状態になれば、増えすぎて困る状態になる訳ではなく、水温が28度、30度を超えてしまった時点で、元気に育っていたのが突然、溶け始め、枯れ始めたりします。

これに関しては、あまりに水草の種類が多いので、個別に書くことは出来ないんですが、大きな葉っぱ系の水草が高水温に弱い種類が多いかな?と感じていて、冬場の水温の低い時期に綺麗に育っていた水草が、夏場に突然水槽から消える事もあります。

日本の夏は異常に暑くなりますので、水温が35度を超えたり、留守中に完全に締め切った室内では水温が40度を超えることもありますので、この状態で水温を抑える方法は2つあり、一つはエアコンで部屋ごと下げる、水槽クーラーで水温を制御するです。

 

 

水草水槽には水槽クーラーは必須になるの?

 

マツモやカモンバ、ウィローモス等の、どのような環境でも枯れないし、溶けない水草であれば、暑い夏場でも全く問題はありませんが、これらの水草は例外というか、どんな環境でも生きていける強いタイプですから、このタイプなら夏場でも無問題です。

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しかし、金魚の水槽に適当に入れている水草とは異なり、ネイチャーアクア系のこだわったレイアウトをしている水槽の場合は、水槽クーラーがないと水温が高すぎて水草が溶けてしまうこともあり、確認をしたら水槽クーラーなしの水草は今年も溶けてます。

水槽クーラーを設置している水槽では、同じ株分けしたDNAレベルで同じ筈の水草は全く問題ないので、やはり、水温が上昇すると、溶けてしまう水草が出てしまいますので、水草が溶けてしまう、枯れてしまうのを防ぐには水槽クーラーは必須になります。

 

 

水温上昇で溶けてしまった水草は元に戻るの?

 

水槽の中には沢山の水草を植えているのですが、ロタラ系は水槽クーラーなし、水槽クーラー有りの両方の水槽で問題なく育っていて、ウィローモスに関しても、同様に全く問題はありませんが、ヘアーグラスショートとか、葉っぱ系は溶けてしまっています。

流石に水温が33度を超えている状態では、ヘアーグラスショートは危険領域でした。

葉っぱ系も沢山植えているので、個別の名前書きませんけど、春ころまでは大きく元気人育っていた葉っぱ系の水草は、水槽クーラーを取り付けていない水槽ではかなり溶けてしまっているので、ここまで育った水草が溶けてしまって勿体無いな?と思います。

水温上昇で溶けてしまった水草ですが、このまま放置しておくと、次第に水槽から消えてなくなりますので、水槽クーラーを取り付けるか、水槽クーラーが稼働している水槽に移動させるかのどちらかをすれば、うまくいけば、復活する可能性は一応あります。

水草も、レッドビーシュリンプと同じく、適切な水温が25度以下で、水温が28度をすぎると危険な状態になる種類も多く、そういった水草ほど高額で見た目がきれいなことが多いのですが、水温が25度前後適正の水草を購入する前には注意をしましょう。



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